カカオトークのスワイプは場所と向きで別物|効かないときの読み替え方
手順の解説に「スワイプ」と書いてあったのに、その通りに指を動かしても何も出てこない。カカオトークのスワイプでつまずくとき、原因は指の動かし方ではなく、スワイプという一語が三つの違うものを指していることにあります。しかも同じスワイプでも、どちらへ滑らせたかで別の操作になります。ここでは、カカオトークのスワイプが実際に何を動かしているのかを切り分けて整理します。
カカオトークのスワイプは三つの別のものを指している
解説文に出てくるスワイプは、大きく次の三つに分かれます。
- カカオトークの操作を呼び出すスワイプ — トーク一覧やメッセージの上で指を滑らせ、メニューや操作を出す
- 端末の機能を呼び出すスワイプ — 画面の端から指を滑らせ、端末側の画面を開く
- 表示を送るだけのスワイプ — 写真やカテゴリを左右に送る、めくる動き
この三つが同じ言葉で書かれているため、「カカオトークの設定を探したのに見当たらない」という事態が起きます。二番目はそもそもカカオトークの機能ではないので、アプリの中をいくら探しても出てきません。
カカオトークの中でスワイプが効く場所と向き
まず、カカオトークの画面の上で効くスワイプを整理します。向きは解説で指定されることが多いもので、機種やバージョンによって異なる場合があります。
| スワイプする場所 | 指定されることの多い向き | 出てくるもの |
|---|---|---|
| トーク一覧のトークルーム | 左へ | 消す・離れる・音を止めるなど整理のためのメニュー |
| トーク一覧のトークルーム | 右へ | 一覧の上部に固定する操作 |
| 友だちリストの名前 | 右へ | 相手との関係を変える操作 |
| トークルーム内のメッセージ | 左へ | そのメッセージを引用して返信する形 |
| プロフィールの写真・スタンプの一覧 | 左右へ | 登録してあるものの切り替え |
表を縦に見ると、カカオトークの中でスワイプが効く場所は多くないことが分かります。設定画面やプロフィールの編集画面には、スワイプで開く項目はありません。目当ての操作が表のどの行にも当てはまらないなら、それはスワイプでは出てこない操作です。
同じ向きでも、どの一覧かで役割が変わる
表の二行目と三行目は、どちらも右へのスワイプですが、置かれている一覧が違います。トーク一覧は会話の並びを整える場所で、友だちリストは相手との関係を扱う場所です。同じ指の動きでも、どちらの一覧の上にいるかで出てくるものが変わります。
見た目が似ているのも混乱の一因です。どちらも名前と写真が縦に並ぶ画面なので、開いているタブを取り違えたまま操作しても、指の動きだけは成立してしまいます。出てきたメニューが想像と違ったときは、指の動かし方ではなく、今どちらの一覧にいるのかを先に確かめてください。二つの一覧がそれぞれ何を持っているかは、友だちリストとトーク一覧の違いを扱った記事に整理してあります。
なお、長押しでも似たメニューが出ます。長押しで何が出るかは対象ごとに分かれているため、そちらは長押しでできることを扱った記事を参照してください。
解説に出てくるスワイプの半分は、カカオトークの操作ではない
カカオトークの手順のなかには、端末側の機能を呼び出すスワイプが当たり前のように混ざっています。見分け方は単純で、カカオトークを閉じていても同じ結果になるかどうかです。
| 解説での書かれ方 | 実際に動かしているもの | カカオトークを閉じていても同じか |
|---|---|---|
| 画面の上から下へ滑らせる | 端末の設定を並べた画面 | 同じ |
| 切り替え画面で上へ滑らせる | 端末によるアプリの終了 | 同じ |
| ホーム画面を横へ滑らせる | 端末のウィジェットの画面 | 同じ |
| 複数の指で下へ滑らせる | 端末による画面の撮影 | 同じ |
これらは画面の録画やアプリの再起動、通知を待たずに中身を読む方法などの解説でよく出てきます。いずれもカカオトークが用意したものではないため、うまくいかないときに確認する場所もカカオトークの中ではありません。端末の設定や機種の仕様のほうを見ることになります。
スワイプが効かないのは不具合ではない
同じ操作に、機種によって別の入口が割り当てられていることがあります。一覧の操作は、iPhoneではスワイプ、Androidでは長押しと案内されることが多く、機種によってはどちらでも出ます。つまり、スワイプして何も起きないという状態は、故障でも設定の問題でもなく、その端末ではその入口が使われていないだけ、という場合があります。
効かないと感じたときは、次の順で置き換えてみてください。
- 同じ場所を長押しする — スワイプの代わりに長押しへ割り当てられていることがあります
- 向きを変えて滑らせる — 左右で別の操作になるため、逆向きも試します
- 一覧ではなくトークルームの中から入る — 一覧でできることの多くは、開いた中のメニューからも辿れます
- 指を止めずに滑らせる — 途中で止めると、めくる動きとして扱われることがあります
それでも出てこない場合は、その操作がスワイプに割り当てられていないと考えるほうが早道です。アップデートで呼び出し方そのものが変わることもあり、その場合の探し方は画面が変わったときの記事にまとめてあります。
指の動きには、文字が書かれていない
ボタンには名前が書いてあります。押す前に何が起きるかが、その場で読めます。ところが指の動きには、何も書かれていません。だからスワイプの説明は、必ず「どこを」と「どちらへ」の二つが揃っている必要があり、どちらかが欠けた説明は、読み手の画面では再現できないことがあります。
この性質は、そのまま注意点にもなります。スワイプは、何が起きるかを確かめないまま始められる唯一の入口です。トーク一覧の整理のように、出てくるメニューの中に戻しにくい操作が混ざっている場所では、指が滑ったときの行き先が分かりません。迷ったときは、一問に置き換えてください。その指の動きは、カカオトークの画面の上で起きているか。それとも画面の外側で起きているか。 前者なら表の五つの場所のどれかに当てはまり、後者ならカカオトークの中を探す必要はありません。
まとめ
カカオトークのスワイプについて、押さえておきたい点を整理します。
- スワイプという言葉は、カカオトークの操作・端末の機能・表示を送る動きの三つを指している
- カカオトークの中でスワイプが効く場所は限られ、向きによって出てくるものが変わる
- 同じ右へのスワイプでも、トーク一覧と友だちリストでは役割が違う
- カカオトークを閉じていても同じ結果になるものは、端末側の機能である
- スワイプが効かないのは不具合ではなく、その端末では長押しに割り当てられていることがある
- 指の動きには名前が書かれていないため、どこを・どちらへの二つが揃って初めて手順として成立する
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