カカオトークで怪しまれるのはなぜ?善意の一通が同じ形に見える理由
カカオトークで初めて連絡を取る相手に、悪気のない一通を送っただけなのに返事が来ない。自分がカカオトークで怪しまれているのではないかと気になり始めると、次に何を書いても手が止まります。
やっかいなのは、怪しまれたかどうかがこちらの画面に出てこないことです。カカオトークには断るという操作がなく、ブロックしても相手に通知は届きません。見送られたことは、何も起きないという形でしか表れません。この点は当サイトの友達募集で反応がないときの記事に整理してあります。後から確かめられない以上、送る前に相手の画面でどんな形になるのかを知っておくしかありません。
悪気なくやったことが、警戒する側の目印に当たる
安全について書かれた記事には、たいてい注意すべき相手の特徴が並んでいます。心当たりのないアカウントから突然連絡が来る、初対面で個人情報を細かく聞いてくる、翻訳調の不自然な文面、金銭や交際をほのめかす勧誘。どれも実際に役立つ目印で、当サイトにも変な人の特徴を扱った記事や、変なメッセージの見分け方を扱った記事があります。
ただし、これらの目印が拾っているのは相手の意図ではなく、振る舞いの形です。同じ形になれば、悪意があってもなくても同じように引っかかります。
| 自分がしたこと | そうした理由 | 相手の画面での形 |
|---|---|---|
| 掲示板で見たIDを追加して送る | 募集を見たから | 心当たりのないアカウントからの連絡 |
| 翻訳して韓国語で送る | 言葉が通じないから | 翻訳調の不自然な文面 |
| 年齢や住んでいる場所を尋ねる | どんな人か知りたいから | 個人情報を細かく聞き出そうとしている |
| 返事が来る前に続けて送る | 届いたか不安だから | 通知が何度も鳴り、急かされている |
| 別のアプリのIDを送る | そちらのほうが慣れているから | 外部へ移動させようとしている |
| プロフィールを空のままにする | 特に理由はない | 差出人を判断する材料がない |
この6行のうち、悪意がなければ起こらないものは一つもありません。理由の列を読めばどれも納得できますが、相手に届くのは理由ではなく右の列のほうです。
送り方で直せるものと、経路に付いてくるもの
では全部を直せばよいのかというと、直せる範囲は思ったより狭いところで区切られています。
| 送り方で変えられるもの | 経路に最初から付いてくるもの |
|---|---|
| 一度に送る通数と質問の数 | 掲示板で相手を知ったこと |
| 序盤に何を尋ねるか | 共通の友だちが一人もいないこと |
| 別のアプリへ誘うかどうか | 相手にとって初めて見るアカウントであること |
| プロフィールを埋めておくかどうか | 言葉が違えば翻訳を挟むこと |
右の列は、募集掲示板で相手を見つけて連絡する以上どうにもなりません。しかも警戒する側の記事では、掲示板にIDを載せることが変な人に遭遇する原因として名指しされています。同じ場所を使っている以上、相手から見たこちらも、その原因の側に立っていることになります。
隠すと、いちばん最初の目印が残ったままになる
変えられないものを、せめて見えなくしようとするのは自然な発想です。しかしこの方向は、たいてい裏目に出ます。
掲示板で見たことを書かずに送れば、相手の画面には心当たりのないアカウントからの連絡がそのまま残ります。4つの目印のうち最初の一つを、自分で確定させる書き方です。翻訳を使っていることを伏せて短い日本語だけで返せば、今度はそっけない返信として読まれます。翻訳を通したやり取りでは丁寧さの度合いが訳文に出にくいことは、当サイトの翻訳を扱った記事でも触れているとおりです。
変えられないものは、隠す方向ではなく先に明かす方向にしか動かせません。どこで見たのかを最初の一行に書く具体的な書き方は、当サイトの1通目の書き方を扱った記事に整理してあります。
自分で書いた情報は、足しても材料にならない
もう一つ、効きそうで効かない方向があります。自己紹介を厚く書いて、自分が怪しくないことを示そうとするやり方です。
相手の画面に並ぶものを思い出してみます。表示名、プロフィール写真、ひとこと。どれもこちらが自由に決められるもので、第三者が確かめた情報は一つも混ざっていません。信用を測る材料が仕様として用意されていないことは、当サイトの信頼できる相手を扱った記事で整理しています。
つまり自己紹介を長くしても、相手の判断材料は増えません。増えるのは読む量だけです。同じ理屈で、丁寧に書かれた自己紹介は誰にでも書けるものでもあり、警戒している相手ほどそこを差し引いて読みます。
相手が自分で確かめられるものだけが材料になる
材料になるのは、こちらの申告ではなく、相手が自分の操作や観察で分かるものです。大きく3つの形があります。
- 時間を渡す — 急かさずに待てば、相手は言っていることが変わらなかったという事実を材料にできます。これは相手が自分で確かめたものなので、こちらが申告したものより強く働きます
- 断っても終わらない形にする — 何かを尋ねるときに、渡さずに済む代わりの形を自分から添えます。断っても会話が続くと分かれば、相手は判断を急がずに済みます。聞かれた側として代わりの形を出す話は、当サイトの個人情報を聞かれたときの記事にまとめています
- 向きを変える — 自分から追加するのではなく、相手から追加してもらう、相手からQRコードを送ってもらう。相手が自分のタイミングで始められる形です
迷ったときは一つだけ確かめてください。その振る舞いは、警戒すべき相手がやったときと、相手の画面で違う形になるか。違う形になるなら意味がありますが、同じ形にしかならないのなら、どれだけ丁寧にやっても目印は外れません。
まとめ
カカオトークで怪しまれるのは、書いた内容が悪いからとは限りません。安全記事に並ぶ目印は振る舞いの形を見ているので、理由がどうであれ同じ形になれば同じように引っかかります。
直せるのは通数や質問の順番といった送り方だけで、掲示板で知り合ったことや共通の友だちがいないことは変えられません。変えられない側は隠すと最初の目印が残るので、先に明かすほうが形は整います。そして自己紹介をいくら足しても、こちらが自分で書いたものである以上、相手の材料にはなりません。材料になるのは、時間と、断れる余地と、相手が自分から動ける形の3つです。
当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、カカオトークの友達を安全に募集できます。ぜひご活用ください。