カカオトークで信頼できる相手とは?判断材料がないときの決め方と基準
カカオトークの解説記事を読んでいると、「信頼できる相手にだけ教えましょう」という注意書きに何度も出会います。カカオトークIDの教え方、QRコードの渡し方、電話番号の扱い、どの説明にも判で押したように添えられています。ところが、どうなったら信頼できると判断してよいのかは、どこにも書かれていません。この記事では、カカオトークで信頼できる相手をどう決めるのかを、画面に何が表示されていて何が表示されていないかから整理します。
「信頼できる相手にだけ」が使えない場面がある
この言い回しは、すでに関係のある相手を思い浮かべながら書かれています。家族、学校の友人、長く付き合いのある知人であれば、信頼できるかどうかはカカオトークを開くよりずっと前に決まっています。注意書きは「その判断を思い出してください」と言っているにすぎません。
問題は、募集掲示板やオープンチャットで知り合った相手に対しては、思い出すべき判断が存在しないことです。やり取りが始まった時点で手元にある材料はゼロで、判断の材料はこれから集めるしかありません。つまりこの注意書きは、いちばんそれが必要な場面でだけ、実行のしかたが書かれていないことになります。
画面には相手の信用を示すものが並んでいない
では材料を集めようとして相手の画面を開いたとき、そこに何があるのかを整理します。
| 判断に使えそうなもの | カカオトークでの扱い |
|---|---|
| 名前・写真・ひとこと | 相手がいつでも自由に変えられる |
| 公式の認証マーク | 企業や有名人の公式アカウントに付く印で、一般の利用者どうしのやり取りには出てこない |
| 過去のやり取りの評価 | そのような仕組みが用意されていない |
| 他の人が通報したかどうか | 通報の結果は通報した本人にも知らされないため、外からは見えない |
| 本名・年齢 | 会話での自己申告以外に確かめる方法がない |
縦に読むと共通点が見えます。ここに並んでいるものは、相手が自分で決めたものか、どこにも出てこないもののどちらかです。第三者が確かめた情報が一つも混ざっていません。他のサービスなら参考にできる登録の古さや利用の実績にあたるものが、カカオトークの画面には存在しないのです。
相手が誰なのかを突き止められるかという話は「カカオトークで相手を特定できる?」の記事に、年齢の扱いは「カカオトークの年齢は自分と相手で扱いが違う」の記事にまとめています。ここで押さえておきたいのは、信用を測る材料が仕様として用意されていないという一点です。
危険な特徴に当てはまらないことは、信頼の証明ではない
安全について書かれた記事には、たいてい注意すべき相手の特徴が並んでいます。投資や副業の話に寄せてくる、知り合って間もないのに個人情報を強く求める、別のアプリやサイトへ移動させたがる、質問と噛み合わない返信が返ってくる。どれも有効な目印です。
ただしこれらは、当てはまったときにだけ意味を持つ目印です。一つも当てはまらない相手は「安全だと分かった相手」ではなく、「まだ何も分かっていない相手」にとどまります。ここを取り違えると、やり取りが続くほど安心が積み上がっていく感覚だけが残り、判断そのものは最初の日から一歩も進んでいない、という状態になりかねません。
判定を待つのをやめて、渡す順番を決める
材料が用意されていない以上、どれだけ観察を続けても「この相手は信頼できる」と確定する瞬間は訪れません。訪れないものを待ち続けるより、渡す側を分けるほうが現実的です。
判断は次の一つの質問に置き換えられます。これを渡したあとで、やり取りをやめたくなったとき、やめるだけで終わるか。
終わるなら、渡してよい段階です。終わらないもの、つまり相手の手元に残り続けるものや、カカオトークの外でも使えるものは、まだ早いと考えてください。ブロックはカカオトークのアカウントに対する遮断なので、外へ出てしまった情報には届きません。何を渡すと取り消せなくなるかは「カカオトークの連絡先の教え方を比べる」の記事で整理しています。
時間は材料にならないが、変わらなかったことは材料になる
「半年やり取りしたから信頼できる」という考え方は成り立ちません。時間そのものは何も確かめていないからです。材料になるのは経過した長さではなく、その間に変わらなかったことと食い違わなかったことです。
| 見るところ | 材料になる形 | 材料にならない形 |
|---|---|---|
| 話の中身 | 前に話したことと今日の話が食い違わない | 打ち明け話が具体的で詳しい |
| 頼みごと | やり取りを重ねても増えていかない | 最初の頼みごとが小さい |
| 断ったとき | 理由を尋ねずに引き下がる | 気遣う言葉がすぐ返ってくる |
| 連絡の取り方 | こちらが返せない日に催促がない | 返信がいつも速い |
| 進む速さ | こちらが止まると相手も止まる | 会話が途切れず盛り上がる |
右の列は、どれも相手がその場で用意できるものです。対して左の列は、長い時間にわたって一貫させなければ形になりません。なかでも断ったときの反応は、相手が前もって準備できないという点で他と性質が違います。断る場面を避け続けている限り、いちばん確かな材料だけが手に入らないままになります。断り方そのものは「カカオトークでの断り方」の記事を参考にしてください。
一度決めたら終わり、にはならない
信頼できるかどうかの判断は、相手に札を貼る作業ではありません。渡すものが変わるたびに、そのつど繰り返す作業です。
カカオトークIDを教える、写真を送る、電話番号を伝える、実際に会う。段階が上がるたびに、渡すものの重さも、やめたくなったときに残るものも変わります。前の段階で何も起きなかったことは、次の段階の保証にはなりません。「この人はもう大丈夫」と一度決めてしまうと、次に何かを渡すときに判断そのものを飛ばすことになります。
相手から見ても、自分は同じ条件に置かれている
忘れられがちですが、相手の画面にもこちらの信用を示すものは何一つ表示されていません。相手もまた、材料がない状態でこちらを見ています。
だとすれば、信じてもらうために自分から情報を足していく必要はありません。同じ条件なのだから、相手も時間をかけるはずだからです。逆に、早い段階から強く信用を求めてくる相手は、自分の側では判断を飛ばしていることになります。材料がないまま先へ進もうとしている、という事実そのものが手がかりになります。
まとめ
カカオトークで信頼できる相手を見つけるという課題は、相手を採点する作業として考えると行き詰まります。画面に並ぶ情報は相手が自分で決めたものばかりで、第三者が確かめたものは含まれていないからです。危険な特徴に当てはまらないことも、信頼の証明にはなりません。
そこで判断を、渡すものを決める作業に置き換えます。やめたくなったときにやめるだけで終わるかを基準にし、時間の長さではなく食い違わなかったことを材料にする。そして渡すものが変わるたびに、判断をやり直す。材料が用意されていない場所では、この進め方がいちばん無理がありません。
当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、カカオトークの友達を安全に募集できます。まずはカカオトークIDだけを交換するところから、ぜひご活用ください。