カカオトーク 待てば直る不具合と、いくら待っても直らない不具合の見分け方

トラブルシューティング

カカオトークのトラブル対処を調べていくと、最後に必ずと言っていいほど出てくるのが「時間をおいてから再度お試しください」という一文です。しかし、どのくらい待てばいいのか、そもそもカカオトークは待てば直るものなのかは、ほとんど書かれていません。実際には、待てば必ず明けるものと、何日待っても一ミリも動かないものがはっきり分かれています。しかも厄介なことに、解けたか確かめようとした操作そのものが、待ち時間を延ばしてしまう場面があります。この記事では、その見分け方と目安を整理します。

「時間をおいて再度試す」は二つの意味で使われている

この案内には、性質のまったく違う二つの意味が混ざっています。一つは、カカオトーク側が一定時間の経過を待って自動的に元へ戻す仕組みを持っている場合で、こちらは何もしなくても明けます。もう一つは、思い当たる原因を出し切ったあとの締めくくりとして使われる場合で、待っても状況が変わらないことが珍しくありません。

知りたいのは自分がどちらに当たっているのかという一点ですが、それは症状の名前ではなく、症状が出る直前に自分が何をしたかで判断できます。

待てば直るかどうかは、直前に自分が繰り返したかで決まる

判定はほぼ一つの質問で足ります。その症状が出る直前に、同じ操作を短い時間のうちに何度か繰り返しませんでしたか。

繰り返していたなら、カカオトーク側が回数を数えて一時的に止めている可能性が高くなります。認証番号が送れないというエラーで最も多い原因は短時間での連続リクエストですし、認証やログインに数回続けて失敗した直後もロックがかかります。この種の停止には期間の目安があり、待てば明けます。

反対に、一度目の操作から失敗しているなら、まだ何も数えられていません。数えられていないものは、時間が経っても解除されようがなく、見るべきなのは入力した内容、設定、通信環境、相手側の状態のほうです。手がかりは画面の文言にもあります。案内に「短時間に」「連続して」「何度も」といった言葉が含まれていれば、それは自分の操作が数えられている合図です。

場面別に見る待ち時間の目安

「時間をおいて」と案内される代表的な場面を、待ち時間の目安と一緒に並べます。いずれも目安であり、状況によって前後します。

待っているもの目安自分の操作で延びるか
混み合っているときの認証番号の到着数分程度延びない
認証番号の連続リクエストによる停止30分から1時間程度延びる
認証やログインの失敗によるロック数時間から24時間程度延びる
軽度の利用制限数時間から24時間程度延びる
退会後の再登録や退会手続きの待機24時間、48時間、72時間など触ると振り出しに戻る
提供側の障害からの復旧数十分から数時間程度延びない
購入や設定の変更が反映されるまで数分程度延びない

この表で注目してほしいのは右の列です。**同じ「待つ」でも、自分の操作が待ち時間に影響するものと、まったく影響しないものがあります。**前者は触るほど遠のき、後者はいくら触っても早まりません。どちらにしても、待っている間に操作を重ねて得をすることはないわけです。

待っている間にやってはいけないこと

待ち時間が延びる側に当たっているとき、次の行動は避けてください。

  1. 解けたか確かめるために同じ操作を繰り返す — 再び検知されて判定が重くなり、明けるまでの時間がかえって延びます。同じ行為を繰り返すほど期間は段階的に長くなります。
  2. 退会の待機中にアプリを開く — 待機期間中にログインすると、退会申請そのものが自動的に取り消されます。数十時間待った分がまるごと無効になる、最も損の大きい操作です。
  3. 障害の最中に再送を押し続ける — 復旧したあとに同じ内容が重複して相手に届くことがあります。待ち時間は延びませんが、直ったあとに別の後始末が発生します。
  4. 新しいアカウントを作って同じことを試す — さらに厳しい扱いの対象になります。

これらに共通しているのは、解けたかどうかを確かめる方法が「もう一度試す」しか用意されていないという点です。カカオトークには、あと何分待てばいいのかを表示する画面がありません。そのため確認と再挑戦が同じ操作になり、確認したつもりが数え直しの引き金になります。待つと決めたら確認そのものを我慢するのが最短、というのはこのためです。

いくら待っても変わらないもの

一方で、次のものは待つ意味がほとんどありません。

症状待ちが効かない理由
電話番号や認証情報の入力形式が違う時間が経っても入力した内容は変わらない
自分の設定で検索や受信を止めている設定はこちらが変えるまでそのまま
相手にブロックされている相手の操作で決まっている
相手がまだ開いていないので既読がつかない相手の都合であって待ち時間ではない
容量や分数の上限を超えているもともとの仕様なので緩和されない
端末側の許可を与えていない許可はこちらが与えるまで変わらない

境目は一つです。**時間が経つことで状態が変わる仕組みが、どこかに存在するかどうか。**カカオトーク側が回数を数えているか、提供側が復旧作業をしているか。そのどちらでもないなら、待っている間に働いてくれるものは何もありません。この場合の「時間をおいて」は、二つ目の意味、つまり原因が絞りきれていないという合図として読むのが正解です。

待ち始めた時刻は自分で残しておく

残り時間を表示する画面がない以上、いつから待っているのかは自分で持っておくしかありません。

特に注意が必要なのが、48時間や72時間といった長い待機です。起点の時刻がずれていると「もう過ぎたはず」と思って早めに試してしまい、それがやり直しの引き金になります。待機期間を過ぎたのに手続きが進まないという相談の多くは、時間の数え違いが原因です。

そこで使えるのが、操作した時点で自分だけのトークルームに一言送っておく方法です。カカオトークは送ったメッセージには時刻を記録しますが、設定を変えた時刻や手続きをした時刻は残しません。送信にだけ時刻がつく性質を逆に使えば、それが起点の記録になります。

待ち終わったあとの試し方

目安の時間が過ぎたら、次の順番で試してください。

  1. 一度だけ試す。 うまくいかなくても、続けて二度目を試さない。
  2. 前と同じ条件で試す。 端末も番号も通信も変えないでおくと、直ったのか条件が違っただけなのかを取り違えずに済みます。
  3. それでも変わらなければ、待つ以外の層へ移る。 通信環境、アプリのバージョン、端末側の許可、相手の状態、アカウントの状態、提供側の障害情報という順に見ていくと切り分けが進みます。
  4. 目安を大きく超えても変わらないなら、待って直るものではなかったと判断し、問い合わせ窓口に相談する。

ここで思い出したいのが再起動との違いです。再起動は効くなら一回目で効き、何度繰り返しても状況が悪くなることはありません。ところが待ち時間は、回数ではなく経過した時間で決まるうえ、早すぎる再挑戦が振り出しに戻す引き金になります。同じ「もう一度試す」でも、この二つは性質が正反対です。

まとめ

カカオトークが待てば直るかどうかは、次のように整理できます。

  • 待って明けるのは、直前に自分が同じ操作を繰り返したことが引き金になっている場合
  • 一度目の操作から失敗しているものは、数えられていないので待っても変わらない
  • 目安は数分から24時間程度までが中心で、退会の待機だけは数十時間単位
  • 確かめようとして試す行為が、待ち時間を延ばしたり振り出しに戻したりする
  • 残り時間を表示する画面はないので、待ち始めた時刻は自分で記録しておく

待つべきときに操作を止めて待つ。遠回りに見えて、これがいちばん早い方法です。

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