カカオトークで長文を送る前に|打ちやすさと読まれやすさは別の条件
伝えたいことがまとまらず、カカオトークで長文になってしまった。送ったあとで、重かっただろうかと気になる。この迷いは、文章の長さそのものではなく、その長文が相手の画面でどう扱われるのかが見えないところから来ています。カカオトークの解説では、長文は場面によって長所にも短所にもなっていて、しかもどちらの言い分も正しいままです。この記事では、自分で決められる部分と決められない部分を分けて整理します。
長文は、書く場面と読む場面で正反対に扱われている
パソコン版やタブレット版の説明では、長文はほぼ必ず長所として登場します。キーボードで打てるので長いメッセージもストレスなく入力できる、という書き方です。
ところが、返信や伝え方を扱う説明では、同じ長文が避けたほうがよいものとして出てきます。相手が返しづらい、長く書くほど相手も長く返す必要を感じる、ひとつのメッセージに質問を詰め込むとどれから答えるか迷わせる。断り方の説明では、反射で長文を返さないことが最初の注意になっています。
どちらも間違っていません。前者は書く側の条件を、後者は読む側の条件を見ているだけです。そして、この二つはつながっていません。打ちやすさが上がっても、読まれやすさは何も変わらないまま、送られる分量だけが増えます。要るのは長いか短いかの判定ではなく、二つを分けて見ることです。
相手の手元に最初に届くのは、全文ではなく冒頭
送信した時点で全文が相手に渡るわけではありません。相手が最初に目にするのは、多くの場合トークルームを開く前の表示です。ロック画面や通知センターのプレビュー、画面の上に出るポップアップ、トーク一覧に並ぶ最新の一行。どれも表示できる量に限りがあり、長い文章は途中で切れます。
既読をつけずに読む方法としてプレビューを使う手順が紹介されるときに、必ず「長文は全文を確認できない」という但し書きが付くのはそのためです。こちらが書いた分量とは関係なく、相手の手元にまず落ちるのは冒頭だけだということになります。
| 相手が最初に見る場所 | 見える範囲 | 既読 |
|---|---|---|
| ロック画面や通知センターのプレビュー | 冒頭のみ。長いと途中で切れる | つかない |
| 画面の上に出るポップアップ通知 | 冒頭のみ。表示できる量に限りがある | つかない |
| トーク一覧に並ぶ最新の一行 | 冒頭のみ。一通分だけ | つかない |
| パソコン版のトーク一覧 | 画面が広いぶんスマホより多く出る | つかない |
| トークルームを開いた画面 | 全文 | つく |
上の四つは、相手が読もうと決める前に目に入る場所です。そこで用件が伝わっているかどうかで、開いたあとの読まれ方まで変わります。長文を送るという判断は、実のところ「冒頭に何を置くか」を決める作業とほぼ同じです。
既読は開いたことしか示さず、どこまで読んだかは示さない
相手の状況を知る手がかりとして、まず見てしまうのが既読です。ただし既読が伝えるのは、メッセージが開かれたという事実だけで、どの行まで目を通したのか、途中で閉じたのかは含まれません。分けて送っても、この点は変わりません。
つまり、長文を送ったあとに確かめようとしても、読まれた範囲を示すものはカカオトークの画面のどこにも出てきません。返事が短いことを「読んでいない」と読むのも、既読を「全部読んだ」と読むのも、同じだけ根拠がありません。返事の短さから何が読み取れるのかは、返事が短い理由を扱った記事のほうで整理しています。
ここが長文のいちばん扱いにくいところです。分量は増やせても、相手がどこまで受け取ったかを知る手段は、長さをどう調整しても手に入りません。
打ちやすさを上げる手段は、どれも自分の側にしかない
長文を楽に書くための手段は、探せばいくつも見つかります。パソコン版を使う、下書きを別のアプリで作ってから貼り付ける、行を分けて読みやすくする。どれも有効ですが、そのすべてが自分の側の条件です。読まれやすさを決めている条件のほうは、ほとんどが相手の側にあります。
| 条件 | どちら側にあるか | 自分で動かせるか |
|---|---|---|
| 入力に使う端末やキーボード | 自分 | 動かせる |
| 下書きをどこで作るか | 自分 | 動かせる |
| 行の分け方と質問の数 | 自分 | 動かせる |
| 通知に表示される量 | 相手 | 動かせない |
| 翻訳を通して読んでいるか | 相手 | 動かせない |
| どの端末で開くか | 相手 | 動かせない |
| 今どこで画面を見ているか | 相手 | 動かせない |
ここに、見落としやすい逆転があります。打ちやすい環境に移った人ほど、相手にとって重い一通を送りやすくなるということです。急に長い返事が届くようになった相手について、気合いが入ったのではなくパソコンで打っているだけかもしれない、という読み方が紹介されることがあります。書く側の条件が変わっただけで分量は変わる、という話で、自分が同じ立場になっても同じことが起きます。
相手が翻訳を通して読んでいる場合は、条件がもう一段きびしくなります。一文が長いほど主語や目的語が取り違えられやすく、届く訳文は元より崩れます。翻訳をはさむやり取りで短く区切ることがすすめられるのは、丁寧さではなく精度の問題です。
一通の長さは、そのままあとの操作の単位になる
カカオトークで送ったあとにできることは、送信取り消し、転送、引用返信、翻訳、保存、お気に入りへの登録など、どれも対象のメッセージを長押しして選ぶ形になっています。共通しているのは、操作の対象が一通だという点です。
そのため、長くまとめた一通は、かたまりごとしか扱えません。余計な一行が混じっていても、その部分だけを取り消すことはできず、消すなら全体が消えます。相手が引用して返すときも、指せるのは一通全体です。検索で目当ての位置まで飛べても、飛んだ先が長い一通なら、探していた一行はその中を目で追うことになります。
反対に、分けて送れば一通ずつ扱えますが、そのぶん通知が鳴る回数も、取り消しに必要な操作の回数も増えます。この数の勘定は改行を扱った記事のほうで整理しています。まとめるか分けるかは、読みやすさだけでなく、あとで自分が扱いたい単位でも決まります。
送る前に決められるのは、長さではなく順番
相手の側の条件は動かせません。そのうえで自分が決められるのは、削るか削らないかよりも、中身の順番です。先に用件、あとに事情。聞きたいことは一つに絞る。この形にしておけば、冒頭しか読まれない場面でも用は足ります。長く書くこと自体をやめる必要はありません。
感情が動いているときや夜遅くに書き上げたものは、いったん自分だけのトークや別のアプリに置き、翌朝読み返してから送るという手もあります。送信前に入力していた文章はアプリを閉じたあともそのまま残るとは限らないため、長く書くときほど別の場所で組み立てるほうが安全です。送ったあとに取り消せるのは五分までです。
迷ったときに確かめるのは、一つだけで足ります。最初の数行だけ読まれたとして、この一通は用を足すか。 足すなら、長さは問題になりません。足さないなら、削るよりも順番を入れ替えるほうが早く片づきます。なお、メニューの名称や位置は、アプリのバージョンや端末によって異なる場合があります。
まとめ
カカオトークの長文について、押さえておきたい点をまとめます。
- 長所として語られるのは書く場面、短所として語られるのは読む場面で、両者はつながっていない
- 相手の手元にまず届くのは冒頭だけで、通知や一覧の表示には量の限りがある
- 既読は開かれた事実しか示さず、どこまで読まれたかは長さを変えても分からない
- 打ちやすさを上げる手段は自分の側にあり、読まれやすさを決める条件は相手の側にある
- 一通の長さは、取り消し・転送・引用・検索の単位をそのまま決めている
長さを気にするより、冒頭の数行で用が足りる並びにしておくほうが確実です。当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、カカオトークの友達を安全に募集できます。落ち着いてやり取りできる相手を、ぜひ見つけてください。