カカオトークのメッセージマナー|送る時間・連投・既読で伝わること
カカオトークのマナーを「失礼かどうか」だけで判断しようとすると、いつまでも答えが出ません。相手の画面が見えないからです。実際には、カカオトークのマナーの大半は仕様で説明できます。何通送ったら通知が何回鳴るのか、既読はどう見えているのか、グループでは誰に何が伝わるのか。ここを知っていれば、気をつかいすぎることも、うっかり相手を疲れさせることもなくなります。
カカオトークのマナーは「相手の画面で何が起きるか」で決まる
やり取りが気まずくなる原因は、たいてい相手の画面の状態を想像できていないことにあります。
- 自分は「ひとこと送っただけ」でも、相手の端末では通知音が鳴っている
- 自分は「まだ返事を考えている」だけでも、相手には読んだことが伝わっている
- 自分は「軽く共有した」だけでも、相手のストレージには容量が積み上がっている
つまりカカオトークのマナーとは、相手を思いやる心構えの話であると同時に、通知・既読・容量という3つの負担をどれだけ相手に渡しているかを把握する話でもあります。以下では場面ごとに、何が相手側に届いているのかを整理します。
LINEの感覚のままだとずれる3つの仕様
日本の利用者はLINEに慣れているため、同じつもりで使うとずれる点があります。まずここを押さえておくと、無用な誤解が減ります。
| 気になること | カカオトークでの実際 |
|---|---|
| 既読の表示 | 「既読」という文字は出ず、メッセージ横の未読を示す数字が消える |
| グループでの既読 | 表示されるのは未読の人数だけで、誰が読んだかは分からない |
| 通知の回数 | メッセージ1通ごとに通知が発生する(まとめて1回にはならない) |
とくに2つ目は重要です。グループトークで数字が「2」から「1」に減っても、それが誰なのかは標準機能では分かりません。「読んだのに返事をしない人」を特定できない仕組みなので、名指しで返信を求めたいときは推測ではなくメンションを使うのが筋になります。
送る時間帯と連投|通知が鳴る回数を意識する
深夜や早朝の連絡が敬遠されるのは、内容ではなく通知音のせいです。そしてこれは、気持ちではなく機能で解決できます。
- ミュート送信を使う — 送信ボタンの長押しから選ぶと、メッセージは届くのに相手のプッシュ通知が鳴りません。夜のうちに送っておきたいときに向いています
- 送信予約を使う — 朝になってから届くよう時間を指定できます。相手の生活リズムに合わせたいときはこちらです
- 通数を減らす — 3行を3通に分ければ通知は3回、改行でまとめて1通にすれば1回です
なお、日本と韓国のあいだに時差はほとんどありません。「韓国の相手だから深夜でもいい」わけではなく、生活リズムは人それぞれと考えたほうが安全です。
長文についても、絶対に避けるべきというルールはありません。問題になるのは、相手が返しづらい形になっているときです。ひとつのメッセージに質問を複数詰め込むと、相手はどれから答えるか迷って返信が遅れます。長くなりそうなら、伝えたいことを1通にまとめつつ、聞きたいことは1つに絞るのが現実的です。
既読と返信|催促が効かない理由
数字が消えているのに返事が来ないと、つい「読んだよね?」と送りたくなります。しかしカカオトークの仕様上、これはほとんど逆効果になります。
- 相手はすでに、自分が読んだことが伝わっていると分かっている
- そのうえで返していないのだから、催促は情報を増やさず圧だけを増やす
- 通知をミュートしている相手には、催促のメッセージ自体が届いた実感すらない
急ぎの用件かどうかで対応を分けるのが実際的です。急ぎでないなら待つ、急ぎなら「◯日までに返事がほしい」と期限を添えて一度だけ送る。同じ内容を何度も送るのは、内容の重要度ではなく相手の負担だけを上げる送り方です。
写真・スタンプ・ボイスメッセージのマナー
テキスト以外を送るときは、通知に加えて相手の容量や状況にも影響します。
| 送るもの | 気をつけたいこと |
|---|---|
| 写真 | オリジナル画質で送ると撮影場所などの情報が残る場合がある |
| 動画・ファイル | サイズや長さに上限があり、保存期間を過ぎると開けなくなる |
| スタンプ | 連打すると通知もその回数だけ鳴る |
| ボイスメッセージ | 音を出せる場所にいないと聞けない |
ボイスメッセージは、通話と違って相手の都合のいいときに聞ける点が利点です。ただし外出中や職場ではすぐに再生できないため、初めて送る相手には一度確認しておくと親切です。
なお、スクリーンショットは相手に通知されない仕様ですが、通知されないことと、他の人に見せていいこととは別の話になります。
グループトークでのマナー
参加人数が増えるほど、ひとつの操作の影響が大きくなります。
- 全員メンションは人数分の通知になる — 全員に知らせる必要がある連絡だけに使う
- 雑談が続くときは相手を絞る — 特定の2人だけの話題が長引くなら、個人トークに移す
- 退室は相手に見える — グループから抜けると、その旨がルームに表示されます。黙って消えることはできない仕様です
- 転送する前に確認する — 他のトークの内容を持ち込むときは、送り主への配慮が必要です
退室が表示されるのを気にして抜けられないときは、通知をオフにする、トークルームを非表示にするなど、抜けずに距離を取る方法もあります。
「やってしまった」と思ったときにできること
誤送信や言い過ぎに気づいたとき、取り返せる範囲は限られています。
- 相手の画面からも消せるのは、送信から5分以内の送信取り消しだけです
- 取り消しても、その位置に取り消した旨の表示が残ります。なかったことにはできません
- すでに届いたプッシュ通知の中身は、相手の端末に残っている場合があります
つまり、送信ボタンを押した時点でほぼ確定すると考えたほうが安全です。感情的になっているときや、深夜に長い文章を書いてしまったときは、いったん下書きのまま置いて翌朝読み返す。これがいちばん確実なマナー対策になります。
なお、メニューの名称や位置は、アプリのバージョンや端末によって異なる場合があります。
まとめ
カカオトークのマナーは、相手の画面で何が起きるかを基準にすると判断できます。通知は1通ごとに鳴ること、既読は未読の数字が消える形で必ず伝わること、グループでは誰が読んだか分からないこと。この3つを踏まえれば、深夜の連絡はミュート送信や送信予約に、催促は期限を添えた一度の連絡に、長文は質問を1つに絞った1通に置き換えられます。取り返せるのは5分だけなので、迷ったら送る前に一呼吸置くのが確実です。
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