カカオトークと韓国の連休|返信が止まる時期は時差ではなく暦のずれ
カカオトークで韓国の相手とやり取りしていると、それまで普通に続いていた返事が、数日だけぱたりと止まる時期があります。こういうとき「時差があるから」と説明されることが多いのですが、日本と韓国のあいだに時差はありません。ずれているのは時計ではなく暦のほうです。しかもその暦は、カカオトークの画面のどこにも出てきません。この記事では、韓国の連休がやり取りにどう影響するのか、そのとき画面がどう見えるのかを整理します。
日本と韓国でずれるのは時刻ではなく休みの日
まず、何が一致していて何がずれるのかを分けておきます。
| 項目 | 日本と韓国で | カカオトークの画面に出るか |
|---|---|---|
| 時刻 | 一致する(同じ標準時) | 出る(送信時刻がそのまま共通) |
| 曜日 | 一致する | 出る |
| 平日と休日の並び | ずれる年がある | 出ない |
| 連休の時期 | 大きくずれる | 出ない |
| 旧暦にもとづく休み | 日本側にはそもそも無い | 出ない |
上の2行は一致します。だから「夜中に送ってしまった」という心配は、韓国の相手に対しては起きません。当サイトのマナーを扱った記事でも触れているとおり、時差がほとんどないぶん、深夜に送れば相手の端末でも深夜に通知が鳴ります。
問題は下の3行です。ここは一切共有されていないうえに、画面には何も表示されません。返事が止まった理由が相手の暦にあるとき、こちらの画面には手がかりが一つも出てこないことになります。
韓国の大きな連休は、毎年日付が動く
韓国には、一年に二回、多くの人が一斉に帰省する連休があります。どちらも旧暦を基準にしているため、西暦の日付は毎年変わります。
| 連休 | 旧暦の基準日 | 西暦での時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ソルラル(설날・旧正月) | 一月一日 | 一月下旬から二月中旬のどこか | 当日と前後を含む数日が休みになるのが一般的 |
| チュソク(추석・秋夕) | 八月十五日 | 九月中旬から十月上旬のどこか | 同じく数日の連休で、帰省の移動が集中する |
ここで効いてくるのが「毎年動く」という点です。去年の記憶で当たりをつけても合いませんし、日本のカレンダーには載っていません。その年の日付は都度調べる、と考えておくのが確実です。
このほかにも日本と重ならない祝日はありますが、一日だけの祝日で連絡が数日止まることは考えにくいので、影響しやすいのは上の二つだと思っておけば十分です。
カカオトークの画面には、相手の暦が出てこない
ここが厄介なところです。相手が今どういう日を過ごしているのかを示すものが、アプリ側に用意されていません。
- 相手がどこに住んでいるかは自己申告でしか分からない — 当サイトの相手の身元を扱った記事のとおり、居住地は会話で聞く以外に確かめる手段がありません
- プロフィールに国や現地の日付は表示されない — 出ているのは表示名・写真・ひとことなど、相手が自分で決めたものだけです
- 誕生日は知らせてくれるのに、祝日は知らせてくれない — 誕生日は登録して公開すれば友だちに伝わりますが、休みに入ったことを伝える仕組みはありません
- 「しばらく不在です」を示す機能もない — 自分が空ける側に回ったときも同じです
つまり、相手の暦だけは、こちらが自分で調べにいかないと絶対に分からない情報です。
連休中は「未読のまま」ではなく「既読だけがつく」
もう一つ、誤解が起きやすい理由があります。連休だからといって、スマートフォンを見なくなるわけではないという点です。
帰省の移動中や親族が集まっている合間には、むしろ通知を見る回数が増えることもあります。そして通知から開いてしまえば、その時点で既読がつきます。カカオトークでは一度ついた既読を後から外す方法がなく、未読を示す数字は開いた瞬間に消えます。
結果として、連休中のやり取りはこういう形になります。
- こちらが送る
- 相手が移動中に開く。数字が消える
- その場では返せないまま、次の予定に移る
- こちらの画面には「読まれたのに返事が来ない」だけが残る
未読のまま数日置かれるより、既読がついたまま数日置かれるほうが不安になりやすいものですが、連休中に起きやすいのは後者のほうです。返事が来ないこととメッセージを見ていないことは、この時期はとくに一致しません。
逆に、日本が休みのときは相手が働いている
ずれは片方向ではありません。年末年始や春の大型連休、夏の帰省時期といった日本側の休みは、韓国では平日であることが多くなります。
このときに起きやすいのが、こちらの連投です。自分に時間があるほど送る回数は増えますが、相手は仕事中や授業中で返せる状態ではありません。しかも短時間に同じ内容を繰り返すことは、カカオトークが利用制限をかける判断材料そのものに近づきます。返事が来ないからもう一度、というやり方は、この時期にいちばん割に合いません。
返事が止まったときに確かめる順番
原因を切り分けるときは、次の一つの質問から入ると迷いません。それは、返事が止まった日が、相手の側だけで説明できる出来事と重なっていないかという点です。
- その年の連休の時期を調べる — 相手に聞かずに、こちらだけで確かめられる数少ない材料です
- 他の相手とのやり取りが普段どおりかを見る — 自分の側の不具合かどうかがここで分かれます
- 通信やアプリの不具合を疑うのはそのあと — 障害の確認方法は、当サイトの障害を扱った記事にまとめています
- 同じ内容を送り直さない — 送り直しても、止まっている理由は何一つ変わりません
暦という原因が他と違うのは、こちらから確かめられるという一点です。ブロックされたのか、退会したのか、単に忙しいのかは、どれも画面からは確定できません。連休だけは、調べれば白黒がつきます。だからこそ、真っ先に外しておく価値があります。
連休に合わせて一言送るときに気をつけること
連休に挨拶を送ること自体は問題ありません。ただし、返事は連休が明けてからになる前提で送ってください。返事を求める書き方にすると、相手は帰ってきてから答えを用意することになります。
韓国語で一言添えたい場合は、次のような言い方が使われます。
- 새해 복 많이 받으세요(セヘ ボク マニ パドゥセヨ) — 新年に使う挨拶です
- 추석 잘 보내세요(チュソク チャル ポネセヨ) — 秋夕を良い休みにしてください、という意味合いになります
なお、翻訳を通したやり取りでは丁寧さの度合いが訳文にそのまま出ないため、短い挨拶ほど素っ気なく読まれることがあります。訳せる範囲は当サイトの翻訳を扱った記事にまとめています。また、連休に贈り物をしたくなっても、韓国のギフト機能は日本の電話番号で取得したアカウントからは基本的に使えません。条件はギフトを扱った記事で確認できます。
まとめ
カカオトークで韓国の相手とやり取りするときに、連休が関係してくる場面を整理します。
- 日本と韓国に時差はなく、ずれているのは休みの日と連休の時期のほう
- 大きな連休は旧暦を基準にしているため、西暦での日付は毎年動く
- 相手の居住地も現地の暦も、カカオトークの画面には表示されない
- 連休中は移動の合間に開かれるため、未読ではなく既読だけがつきやすい
- 日本の休みは韓国の平日にあたることが多く、連投しやすい時期でもある
- 返事が止まったら、まず暦を調べる。こちらだけで確かめられる数少ない材料になる
相手の事情は画面には出てきません。それでも暦だけは、送る前に自分で確かめられます。この一手間を入れておくと、返事が来ない数日を悪い意味に読み取らずに済みます。
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