カカオトークで機内モードにすると何が起きるか|通信を戻した瞬間にまとめて出ていくもの
カカオトークで機内モードを使う場面は、大きく二つに分かれます。ひとつは既読をつけずにメッセージを読みたいとき、もうひとつはメッセージが送れないなどの調子が悪いときに通信をつなぎ直すときです。どちらの手順も広く紹介されていますが、「機内モードにしているあいだ、カカオトークの中では何が起きているのか」はあまり説明されません。
ここを押さえていないと、手順どおりに操作したはずなのに結果が変わります。この記事では、カカオトークで機内モードにしたときに、止まるもの・保留されるもの・あとに残らないものを分けて整理します。
機内モードが止めているのは通信だけ
機内モードにしても、カカオトークのアプリそのものは普通に動きます。トークルームは開けますし、文字も打てますし、送信ボタンも押せます。止まっているのは、端末とサーバーのあいだの通信だけです。
機内モードを「操作をなかったことにする機能」と思ってしまうのはここです。実際には、機内モード中の操作の結果は端末の中に残っていて、通信が戻ったときに改めて外へ出ていきます。何が保留され、何が保留されないのかを並べると、境目がはっきりします。
| 機内モード中にしたこと | その場での見え方 | 通信を戻したあと |
|---|---|---|
| トークルームを開いて読む | ふだんと同じように開く | アプリが動いたままなら既読が相手に届く |
| メッセージを送る | 送信中のマークか送信エラーのマークが残る | 自動で送られるか、タップして送り直す |
| 送ったメッセージを取り消す | 自分の画面からは消える | 次につながった時点で相手側にも反映される |
| 写真や動画を送る | 送れない | 同じように送り直しが必要 |
| 翻訳を使う | 動かない | 通信が戻ってから使える |
| 相手からのメッセージ | 届かない | まとめて届く |
| 相手に通話をかける | つながらない | 相手の画面に不在着信は残らない |
例外は最後の一行だけです。ほかはすべて、消えているのではなく待っています。機内モードは起きたことを取り消すのではなく、外に出ていく順番をあとにずらしているだけだと考えると、以降の話がつながります。
既読は消えているのではなく、送られるのを待っている
既読をつけずに読む方法として機内モードが紹介されるとき、必ず「解除する前にアプリを完全に終了する」という注意が添えられています。この一文の理由が、ここまでの話です。
トークルームを開いた時点で、既読という情報は端末の側でもう発生しています。機内モードが遮っているのは、その情報がサーバーへ送られる経路だけです。だから通信を戻したときにアプリが起動したままだと、待っていた既読がそこで送られます。避けられているのは既読の発生ではなく、送られるタイミングです。
もうひとつ、機内モードにしてもWi-Fiだけは自動で接続し直される端末があります。この場合は通信が切れていないので、トークルームを開いた時点でそのまま既読が送られます。
カカオトークには、ついた既読を後から取り消す機能はありません。順番を間違えたときに戻す手段がないという意味で、既読はほかの操作と性質が違います。既読をつけずに読む具体的な手順そのものは、その方法を扱った記事のほうにまとめてあります。
送れなかったメッセージは、戻した瞬間に出ていく
機内モード中に送ったメッセージは、まだ届いていない印が付いた状態でトークルームに残ります。相手には届いていませんが、自分の画面からは消えていません。
ここで起きやすいのが、送れていないことに気づかずに同じ内容を打ち直したり、送信のボタンを何度も押したりすることです。通信が戻ると待っていた分がまとめて出ていくため、同じ文が複数並んで届くことがあります。カカオトーク側の障害で送れないときに再送を押し続けた場合も同じで、復旧したあとに重複して届きます。
押す回数を増やすのではなく、どれが送られずに残っているのかを先に確かめて、一度だけ送り直すほうが後始末が少なくなります。エラー表示の種類や、通信以外の原因で送れない場合の切り分けは、送信エラーを扱った記事のほうが詳しいです。
相手が機内モードのとき、こちらの画面では区別がつかない
自分の側が整理できたところで、反対の立場も見ておきます。相手が機内モードにしているかどうかを、こちらから知る方法はありません。
| 相手の状態 | こちらの画面での見え方 | あとから分かるか |
|---|---|---|
| 機内モードにしている | 未読の数字が消えない | 分からない |
| 圏外にいる、電源が切れている | 未読の数字が消えず、通話もつながらない | 不在着信が残らないため分かりにくい |
| 機内モードで既読をつけずに読んでいる | 未読の数字が消えない | 分からない |
| まだトークルームを開いていない | 未読の数字が消えない | 分からない |
四つとも、こちらの画面では同じ見え方になります。手がかりは未読の数字が消えないという一点しかないため、「まだ読まれていない」と「読まれたが既読がまだ送られていない」を見分けることはできません。圏外から戻ったタイミングでまとめて返信が来ることがあるのも、相手の側で同じ保留が起きているからです。
返信がないときに相手の状態を推測しても、材料は増えません。通信の問題である可能性も含めて、待つ以外に手がない場面です。
通信を直すための切り替えでも、保留されていたものは出ていく
機内モードのもうひとつの使い方は、オンにしてからオフに戻して通信をつなぎ直すことです。メッセージが送れない、ネットワーク接続が不安定と表示される、認証のSMSが届かないといった場面で、最初に試される操作です。
この切り替えが効くのは、あくまで通信が原因だったときだけです。そしてこのときも、ここまでに書いた保留はまったく同じように働きます。つまり、不具合を直すつもりで切り替えただけでも、直前に開いていたトークルームの既読は、通信を戻した時点で相手に届きます。既読を見せたくない相手のトークを開いたまま対処を始めると、目的は対処だったのに既読が送られてしまいます。
保留から戻るのは既読だけではありません。届いていなかったメッセージ、送れていなかったメッセージ、滞留していた認証のSMSも、同じタイミングで動き出します。切り替えたあとに通知が一気に鳴るのは、待っていた分がまとめて届いているためです。
機内モードで足りる用と、足りない用
最後に、判定を一問にまとめます。「それは通信が止まれば起きなくなることか、それとも通信が戻ったときにまとめて起きることか」です。
起きなくなるもの、つまり機内モードで足りるのは、その場で呼び出されないようにすることです。通話の着信で鳴らされない、通知がその瞬間に鳴らない、といった用途はこれで足ります。
まとめて起きるもの、つまり機内モードでは足りないのは、既読、メッセージの送信と受信、取り消しの反映、認証のSMSです。これらは先に延ばされるだけなので、「今は知られたくない」には使えても、「なかったことにしたい」には使えません。
数日以上の不在にも向きません。機内モードや圏外のあいだは、送信予約しておいたメッセージも届かないため、こちらから何かを自動で伝えることもできなくなります。しばらく連絡できないと分かっているときは、機内モードに頼るよりも、あらかじめ一言伝えておくほうが確実です。
まとめ
カカオトークで機内モードにしたときに止まるのは通信だけで、アプリの中の動きは止まりません。そこで起きたことは消えずに待っていて、通信を戻した瞬間にまとめて外へ出ていきます。
- 既読は「つかない」のではなく「まだ送られていない」
- 送れなかった分は消えないので、押す回数を増やすと重複して届く
- 相手が機内モードかどうかは、こちらの画面からは判別できない
- 不具合を直すための切り替えでも、保留されていた既読は送られる
- 通話だけは保留されず、かけ直すまで相手には何も伝わらない
機内モードは通信を切る操作ではなく、順番を入れ替える操作だと考えておくと、扱いを間違えません。当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、カカオトークの友達を安全に募集できます。ぜひご活用ください。