カカオトーク IDの公開をやめたいとき|投稿は消せなくても閉じられる
カカオトークのIDを募集掲示板やSNSに公開したあとで、「やっぱりやめたい」と思うことがあります。ところが投稿を削除しても、IDの文字列そのものは相手の手元に残ります。転送されたものやスクリーンショットを、こちらから回収する方法はありません。
ただし、それは打つ手がないという意味ではありません。カカオトークのIDは、それ自体が鍵ではなく、鍵穴の名前のようなものだからです。この記事では、カカオトークでIDの公開をやめたいときに実際に閉じられるものと、閉じても残るものを整理します。
なお、設定項目の名称や位置は、アプリのバージョンや端末によって異なる場合があります。
公開したカカオトークIDは回収できないが、使えなくはできる
IDを公開する怖さは「一度出したら取り消せない」という点にあります。実際、文字列としてのIDは取り消せません。カカオトークのIDは一度設定すると変更できない仕様なので、電話番号を変えるように「新しいIDにして仕切り直す」こともできません。
それでも手が残っているのは、IDを知っているだけでは友だち追加が完了しないからです。相手がIDを入力して検索したとき、その結果に自分を出すかどうかを決めているのは、こちらの「ID検索許可」という設定です。この設定をオフにすると、正しいIDを入力されても検索結果には表示されなくなります。
つまり、IDの公開をやめるという行為の本体は、投稿を消すことではなくこの設定を切ることです。投稿の削除はこれ以上広がらないようにする作業で、すでに広がった分に効くのは設定のほうだと考えると、順番を間違えずに済みます。
手段ごとに違う「あとから閉じられるか」
連絡先を渡す手段は複数ありますが、渡したあとにこちらから効かせられる余地は同じではありません。
| 公開したもの | あとから閉じられるか | 手元に残るもの |
|---|---|---|
| カカオトークID | ID検索許可をオフにすれば、以降そのIDでは検索されない | ID自体は相手に残り、変更もできない |
| QRコードの画像 | コードを更新すると以前のものが使えなくなる場合がある | 相手が保存した画像は残る |
| QRコードのURL | 同じく更新で無効になる場合がある | 転送されたリンクは残る |
| 電話番号 | 「友だちへの追加を許可」をオフにすればカカオトーク上の追加は止まる | 番号は通話やSMSなどアプリの外でも使える |
確実な弁がついているのはIDだけです。QRコードは更新で無効にできる場合がありますが、相手が保存した画像は残ります。電話番号はカカオトーク内の追加こそ止められるものの、番号は通話やメッセージにも使えるため、閉じられる範囲がアプリの中にとどまります。募集のように不特定の相手へ出す場面でIDが向いているのは、渡る情報が軽いからだけでなく、あとから閉じられるからでもあります。
ID検索許可を切ると止まるもの・止まらないもの
オフにすれば全部が止まる、と考えていると期待がずれます。何に効いて何に効かないかを分けておきましょう。
| 対象 | オフにするとどうなるか |
|---|---|
| これからのID検索 | 正しいIDを入力されても検索結果に表示されない |
| すでに友だちの相手 | 影響はなく、やり取りはそのまま続く |
| すでに相手のリストに入っている状態 | さかのぼって解除されず、相手からは送れる |
| QRコード・招待URLからの追加 | 止まらない(検索とは別の経路) |
| 電話番号からの追加 | 止まらない(別の設定で管理する) |
| 「知り合いかも」への表示 | 完全には止まらない |
見落とされやすいのは3行目です。これらは今後の追加に対する設定で、すでに相手の友だちリストに自分が入っている状態が解除されるわけではありません。カカオトークの友だち追加は片方向なので、こちらのリストに相手がいなくても、相手からは変わらずメッセージが届きます。「知り合いかも」も同様で、連絡先の同期や共通の友だち、同じグループトークへの参加なども判定に使われるため、検索許可だけでは止まりきりません。
公開をやめるときは、投稿を下げてから設定を切る
この2つの操作には順番があります。
- 掲示板やSNSの投稿を取り下げる
- 表示に反映されるまで少し待つ
- そのうえでID検索許可をオフにする
先に設定を切ると、まだ残っている投稿を見た人が検索して「検索結果がありません」に当たります。このとき相手が最初に疑うのは自分の入力です。IDの大文字と小文字を見直し、打ち直したうえで、結局あきらめることになります。こちらが閉じた事情は相手の画面には出ません。
募集を始めるときは、これをそのまま逆にします。設定をオンにしてから投稿する、という順番にしないと、いちばん早く見てくれた人ほど追加できないことになります。
募集している間は「相手ごと」ではなく「期間」で考える
ID検索許可については、「教えるときだけオンにして、追加が終わったらオフに戻す」という運用がよく紹介されます。これは対面でQRコードを見せる、個別にIDを送るというように、相手が1人で追加の終わりがこちらに分かる場面を前提にしたやり方です。
掲示板やSNSに載せた場合は、この前提が成り立ちません。投稿は残り続け、読む人はばらばらの時間に現れます。「追加が終わった」という時点そのものが存在しないので、相手ごとに開け閉めすることはできません。
そこで単位を変えます。開け閉めするのは相手ごとではなく、募集している期間ごとです。オンにしている間は、そのIDを見た人すべてに同時に開いている、と考えてください。返事を待つ間はオンのままにし、締めるなら投稿を下げた日に設定も戻す、という区切り方になります。
閉じたあとにも残るもの
設定を戻しても、すでに追加された相手との関係は解除されず、転送やスクリーンショットで写ったIDの文字列も戻せません。そして、募集を再開するときに開くのは同じIDです。別のIDに切り替えて出直す選択肢はなく、どうしても変えたい場合はアカウントの作り直しになります。長く使うアカウントで公開するかは、その前提で決めておくと迷いません。
それでも連絡が続くときに使うもの
検索許可はこれから来る人に効く設定なので、すでにつながった相手には別の手段を使います。ブロックすれば相手からのメッセージや通話は届かなくなり、ブロックしたことが相手に通知されることもありません。友だち以外からのトークが気になる場合は、知らない人からのメッセージ受信を制限する設定も併用できます。手順や通報の入口は関連記事にまとめています。
しつこい連絡や不審な内容が続くときは、やり取りを続けずにブロックし、必要に応じて公的な相談窓口に相談してください。返信しないという判断も、まったく問題のない対応です。
まとめ
カカオトークでIDの公開をやめたいとき、投稿を消しても文字列としてのIDは回収できません。それでも、ID検索許可をオフにすれば、そのIDを持つ人全員に対して入口を同時に閉じられます。公開をやめる作業の本体は、投稿の削除ではなくこの設定のほうです。
順番は、投稿を取り下げてから設定を切る。効くのはこれからの追加だけで、すでにつながった相手には及ばない。開け閉めの単位は相手ごとではなく募集している期間ごと——この3つを押さえておけば、公開したまま放置することも、必要な相手を締め出すことも避けられます。
当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、電話番号を公開せずにカカオトークIDで友達を募集できます。設定を整えたうえで、ぜひご活用ください。