カカオトークの裏技は四種類|安全に使えるものと、アカウントを失うものの境目
カカオトークの裏技を調べると、既読をつけずに読む方法から、消えたメッセージを復元しますとうたうサービスまで、性質のまったく違うものが同じ見出しの下に並びます。多くの解説は「非公式な方法には手を出さない」という一行で片づけますが、それだけだと、ふだん誰もが使っている端末の機能まで同じ棚に入ってしまいます。実際に危ないのはその中の一部で、しかも境目は公式かどうかではありません。ここでは、カカオトークの裏技と呼ばれているものを四つに分け、どこから先が自分のアカウントを差し出す行為になるのかを整理します。
カカオトークの裏技と呼ばれているものは四つに分かれる
同じ「裏技」という言葉で紹介されていても、実際にしている操作はまるで別です。まず、よく挙がるものを並べてみます。
| よく裏技として挙がるもの | 実際にしていること | カカオトークに触れるか |
|---|---|---|
| 機内モードにしてから開く | 端末の通信を一時的に止めている | 触れない |
| 通知の表示だけで内容を読む | 端末に届いた通知を見ている | 触れない |
| 通話やビデオ通話を録画する | 端末の録画機能を使っている | 触れない |
| 手持ちとは別の番号で登録する | 用意した番号で通常の認証を受けている | 通常の手順 |
| 取り消された文面をあとから出す | 対応する仕組みがない | そもそも成立しない |
| 外部ツールで返信を自動化する | 規約が禁じている側に入る | アカウントが対象になる |
| 復元や凍結解除を代行してもらう | 認証情報を他人に渡している | 明け渡している |
上の三つは端末の機能を使っているだけ、四つ目は通常の登録手順、五つ目は成り立たないもの、そして下の二つだけが自分のアカウントを危険にさらします。七つを同じ「非公式」でくくると、この差が消えてしまいます。
危険かどうかを決めているのは、公式かどうかではない
機内モードも端末の録画機能も、カカオトークが用意したものではありません。広い意味では非公式です。それでも危ないとは言われません。理由は単純で、その操作がカカオトークのアカウントに一切触れていないからです。
反対に、危ない側に共通するのは一点だけです。カカオトークのIDやパスワード、届いた認証番号を、カカオトークの外に入力させようとすること。当サイトでも、削除したトークを復元するとうたう外部サービスについて、アカウント情報の入力を求めるものは乗っ取りや情報流出につながると書いています。見た目を変えられるという外部アプリ、検索結果に出てくる偽のサポートページ、認証代行や凍結解除をうたうサービスも、要求しているものは結局これと同じです。
つまり判断の基準は「公式か非公式か」ではなく、「自分のアカウントを外に出すかどうか」です。こちらのほうが、聞いたことのない方法に出会ったときでもその場で使えます。
端末の側で完結する方法は、失敗しても自分の画面で終わる
一つ目の型は、カカオトークを一切変えません。通信を止める、届いた通知を見る、画面のようすを録る。どれも端末側の操作で、カカオトークから見れば何も起きていないのと同じです。
この型の特徴は、失敗したときの上限が低いことです。たとえば既読をつけずに読む方法は確実なものではなく、環境によっては既読がついてしまいます。ただしそのとき起きるのは既読がついたという一事だけで、アカウントは無事なままです。だから気軽に試して構いません。既読を避ける具体的な手順は、既読をつけない方法を扱った記事のほうにまとめてあります。
ひとつだけ別に考えたいのが、記録が残る操作です。録画や保存は相手に知らされませんが、残ったものは自分の手元にあり、その扱いは自分の責任になります。安全なのはアカウントにとってであって、相手との関係にとってではありません。
規約に触れる方法は、成功して続けたときにこそ制限がかかる
二つ目の型は、うまくいってしまうものです。外部ツールで返信を自動化する、改造したアプリと組み合わせて見た目を変える、同じ文面を大勢に配る、自分以外の名義の番号で認証を通す。
この型が厄介なのは、順番が普通と逆だからです。危ない操作はたいてい失敗して気づきますが、こちらは失敗すれば何も起きません。危ないのは、成功して繰り返したときです。しかも制限は操作した直後ではなく、あとからまとめてやってきます。そのため、何が引き金だったのかが自分では結びつきません。
制限には、時間が経てば自動で解ける軽いものから、問い合わせが必要なもの、戻らないものまで段階があります。他人名義での認証のように、規約だけでなく現地の法律に触れる例もあります。どの制限がどう解けるのかは、利用制限を扱った記事のほうで整理しています。
成立しない方法ほど、できますとうたう相手が出てくる
三つ目の型は、そもそも存在しない操作です。ついた既読を取り消す、既読そのものをオフにする、取り消された文面を表示する、バックアップのないトーク履歴を戻す、ブロックされたかどうかを確定する。
ここで見落としやすいのは、こうした方法が探しても出てこないのではなく、出てくるものがほぼすべてその手のサービスだという点です。需要があるのに正解が存在しない場所には、できますと名乗る側だけが残ります。検索して情報が埋まっているのは、方法があるからではなく、無いからこそです。
だから、調べて上位に並んでいること自体は、その方法が成り立つ根拠になりません。仕様としてできない操作をどう見分けるかは、できないときの見分け方を扱った記事にあります。無いものを探し続けると、たどり着く先は自然に四つ目の型になります。
試す前に、その方法が何を要求しているかを見る
方法の名前ではなく、こちらに何を差し出させるかを見れば、四つの型はその場で見分けられます。
| 求められるもの | 例 | 判断 |
|---|---|---|
| 端末の操作だけ | 通信を切る、画面を録る | 試してよい |
| 自分で用意した番号やアドレス | 認証に使う別の番号 | 自分の持ち物なら問題ない |
| 追加のアプリやファイルの導入 | 見た目や機能を足すもの | 入れない |
| カカオトークの認証情報 | 復元代行、凍結解除 | 渡さない |
上の二行と下の二行の違いは、外に出す先が自分の持ち物かどうかです。追加のアプリを入れる型が下側にあるのは、配布元が誰かによって中身の安全性が決まってしまい、こちらには確かめようがないためです。
迷ったら、ひとつの問いに置き換えてください。その方法は、自分の端末の中で終わるか。終わらないとして、出す先は自分の持ち物か、他人か。 端末の中で終わるなら試して構いません。自分の持ち物に出すだけなら、それは裏技ではなく通常の手順です。他人に出すことを求められたら、見返りが何であっても釣り合いません。
まとめ
カカオトークの裏技と呼ばれているものは、端末の側で完結するもの、規約に触れるもの、そもそも成立しないもの、認証情報を渡すものの四つに分かれます。危険度を決めているのは公式かどうかではなく、自分のアカウントを外に出すかどうかです。端末の機能を借りるだけなら失敗しても既読がつく程度で済み、規約に触れる型は成功して続けたときにあとから制限が来ます。そして成り立たない操作ほど、できますとうたう相手が集まります。名前ではなく、何を要求されているかで判断してください。
当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、カカオトークの友達を安全に募集できます。ぜひご活用ください。