カカオトークの認証番号が届いたとき|頼んでいないのに来た番号の意味と対応
カカオトークの認証番号が届いた、しかも自分では何も操作していない。そんなショートメッセージを見ると、まず頭に浮かぶのは乗っ取りという言葉だと思います。ただ、認証番号について書かれていることのほとんどは「届かないときにどうするか」で、頼んでいないのに届いた側の読み方は、あまり整理されていません。この記事では、カカオトークの認証番号が届いたときに何が起きていて、何はまだ起きていないのかを、届き方の種類と対応に分けてまとめます。
届いた番号が知らせているのは、一つのことだけ
カカオトークの登録とログインは、電話番号あてのショートメッセージに届く認証番号で本人を確かめる形になっています。つまり番号が届いたということは、その電話番号を入力して手続きを始めた人がいる、という意味です。
逆に言えば、分かるのはそこまでです。入力したのが誰なのか、どの端末からなのか、何度目なのかは、届いた文面のどこにも書かれていません。ここを読み違えて「自分のアカウントが操作されている」と受け取ると、実際には関係のない場面まで危ないものに見えてきます。
カカオトークを使っていない電話番号にも、同じように届くことがあります。その場合はアカウント側で何かが起きたわけではありません。
届いた時点では、手続きはまだ完了していない
認証番号は、手続きの終わりではなく途中に置かれた確認です。番号の入力画面まで進んだ人がいても、その先へ行くには、番号が書かれたショートメッセージを読める必要があります。そしてそれを読めるのは、その電話番号を使っている端末を持っている人だけです。
手続きを始めるのは誰にでもできますが、完了させられるのは番号を受け取った側に限られる。この一点が、届いた番号の扱い方をほとんど決めています。
認証番号には短い有効期限があり、時間が経つと入力しても通らなくなります。届いたまま何もしなければ、その番号は誰にとっても使えないものになって終わります。カカオトークで期限が設けられているものの一覧は、有効期限をまとめた記事のほうで整理しています。
届き方から、事情のあたりをつける
頼んでいない認証番号が届く理由は、いくつかに分かれます。届き方の特徴で、おおよその見当がつきます。
| 番号が入力された事情 | 届き方の特徴 | こちらがすることがあるか |
|---|---|---|
| 一桁違いの打ち間違い | 一度だけ届いて、その後は来ない | ない |
| 解約された番号が別の人に渡っている | 間をあけて思い出したように届く | ない |
| 自分や家族が直前に操作した | 操作した時刻とほぼ同時に届く | ない |
| 番号を教えた相手が代わりに進めようとしている | 届いた直後に番号を尋ねる連絡が続く | 渡さない |
| 誰かが繰り返し試している | 短い間に何通も続けて届く | 渡さない |
上の三行は、こちらの画面の外で完結します。電話番号を一桁間違えて登録してしまう例は、人違いの連絡が届く入口としても知られていますし、解約された番号は時間が経つと別の人に割り当てられるので、前の持ち主あての手続きが流れてくることもあります。
下の二行だけが、こちらの行動と関係します。共通しているのは、番号そのものを外に出すよう求められている点です。
危ないのは届いた瞬間ではなく、渡した瞬間
ここが逆説的なところですが、頼んでいない認証番号が届いたという出来事は、仕組みが働いている形でもあります。手続きが本人の端末を通らないと完了しない設計だからこそ、番号はこちらに届き、相手はその手前で止まっています。
問題は、その仕組みが一箇所だけ外から崩せることです。番号を受け取った本人が、自分で相手に伝えてしまう場合です。
| 届いたあとの行動 | 手続きの側で進むこと | 自分の端末に起きること |
|---|---|---|
| 何もしない | 期限が切れて止まる | 何も起きない |
| 番号を尋ねられて断る | そこで止まる | 何も起きない |
| 届いた番号を相手に伝える | 認証が完了する | 使っていた端末が使えなくなることがある |
| 代行をうたう相手に任せる | 相手の端末で完了する | アカウントが手元から離れる |
カカオトークは一つの電話番号につき一台のスマートフォンで使う仕組みで、別の端末でログインされると、それまで使っていた端末は自動的にログアウトされます。番号を渡すというのは、相手に手伝ってもらうことではなく、自分の側を降りることに近い操作だということです。乗っ取りの手口として認証を代行するという誘いが必ず挙がるのは、この一手だけで全部が動いてしまうからです。
家族や友人に手伝ってもらう場面でも同じで、番号を伝えた時点で、相手が進められる範囲は本人と変わらなくなります。人に操作を手伝ってもらうときの線引きは、別の記事で扱っています。
何度も届くとき、止められるものと止められないもの
短い間に何通も届くと落ち着かなくなりますが、こちらから相手の入力を止める方法はありません。送信を求めているのは相手の画面なので、こちらの設定でそこを閉じることはできない仕組みです。
止められないかわりに、番号が通っても先へ進めないようにする側は足せます。二段階認証のように、番号だけでは完了しない条件を一つ増やしておく形です。設定の手順そのものは、二段階認証やセキュリティ設定を扱った記事にまとめてあります。
なお、同じ番号あてに何度でも送れるわけではなく、短い時間に繰り返すと送信そのものが受け付けられなくなる仕組みがあります。何通も続いたあとにぱたりと止まるのは、そのためのことがあります。止まったからといって、相手があきらめたとは限りません。
届いた記録は、カカオトークの中には残らない
見落としやすいのは、この出来事がカカオトークの外側で起きているという点です。認証番号は端末のメッセージアプリに届くもので、カカオトークを開いても、いつ何通送られたかを並べた画面は出てきません。
そのため、あとから振り返るための材料は、端末に残っているショートメッセージのほうにしかありません。気になっている間は消さずに置いておくと、届いた日時と回数がそのまま記録になります。消してしまえば、その出来事を示すものは何も残りません。
もう一つ、こちらの動きは相手には伝わりません。番号を受け取ったことも、無視したことも、相手の画面には出ず、見えるのは認証が完了しないことだけです。届いたメッセージに返信して問いただしても意味がないのは、そこに読み手がいないからです。自分のアカウント側で何か起きていないかを確かめたいときは、つながっている端末や送信履歴を開く方法があり、その範囲は身に覚えがないときの記事にまとめています。
迷ったときの問いは一つで足ります。その番号を、自分以外の誰かに見せる予定があるか。 予定がないなら、届いた番号は何もしなくても期限切れで消えていきます。
まとめ
カカオトークの認証番号が届いたとき、その番号が示しているのは「誰かがこの電話番号を入力した」ということだけです。打ち間違いや前の持ち主あての手続きのように、こちらとまったく関係のない事情も珍しくありません。そして手続きは、番号を受け取ったこちらが動かないかぎり完了しません。届いた瞬間は危険の始まりではなく、むしろ相手が止まっている地点です。危険が生まれるのは、その番号を誰かに伝えたときだけで、そこを越えなければ、番号は期限切れとともに無効になります。何通も届いて不安なときは、止めようとするより、番号だけでは進めない条件を足しておくほうが確実です。
当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、カカオトークの友達を安全に募集できます。ぜひご活用ください。