カカオトークの旧端末はどうする?下取り・売却前に確認すること

機種変更・引き継ぎ

機種変更の案内は、新しい端末でカカオトークが開けたところで終わっています。けれども実際には、そのあとに旧端末が一台手元に残ります。カカオトークの旧端末をどうするか、つまり下取りに出すのか、売るのか、家族に渡すのか、引き出しにしまっておくのかは、手順書のどこにも書かれていません。

ここで判断を誤ると、戻せないものが出てきます。この記事では、引き継ぎが済んだ旧端末に何が残っていて、手放す前に何を確認すればよいのかを整理します。

なお、旧端末が壊れた、あるいは失くしてしまって手元にないという場合は、できることの範囲が変わります。そちらは別の記事で扱っているので、ここでは「旧端末がまだ手元にある」状態を前提にします。

引き継ぎが済んだ旧端末のカカオトークはどうなっているか

カカオトークのアカウントは、一つの電話番号につきスマートフォン一台という決まりで動いています。新しい端末でログインが通った時点で、旧端末のカカオトークは自動的にログアウトされます。自分で旧端末を操作した覚えがなくても、これは済んでいます。

ただしログアウトされたのは、あくまでカカオトークにつながる権利の部分だけです。旧端末からアプリが消えるわけではなく、端末の中に保存されたものも、そのまま残っています。この区別が、手放す前の判断のすべてになります。

残っている場所引き継ぎ後の状態旧端末を手放すと
アカウント・トーク履歴カカオ側に保管され、新端末で見られる影響しない
旧端末のアプリ本体ログアウトされた状態で残る一緒に手放すことになる
端末に保存した写真・動画端末の保存領域にそのまま残る取り出せなくなる
旧端末側の設定通知音や着せ替えなど端末に残る元から新端末には移らない
認証番号の受け取り電話番号を移した先の端末に届く影響しない

表の三行目だけが、手放した瞬間に取り返しがつかなくなる列です。

端末を初期化してもアカウントは消えない

下取りや売却の前には端末を初期化します。ここでよくある取り違えが、初期化するとカカオトークのアカウントまで消えてしまうのではないか、という心配です。

端末の初期化は、その端末の中身を空にする操作です。カカオトークのアカウントはカカオ側に保管されているので、端末を何台初期化しても消えません。新しい端末でログインできていれば、それで何も問題はありません。

逆に、絶対にやってはいけないのが「退会」です。旧端末をきれいにするつもりでアプリの中から退会を選ぶと、消えるのは端末ではなくアカウントそのものです。トーク履歴も友だちリストも購入したスタンプも失われ、新しい端末からも戻せません。旧端末に対してやりたいことは端末側の操作であって、アカウントを消すことではありません。

同じ理由で、旧端末のアプリをアンインストールする必要もありません。どのみち初期化で消えますし、アンインストールしても端末の写真アプリに入っている画像は残ります。

手放す前にしかできないのは、端末の中にしかないものの確認

アカウントに乗っているものは新端末で開けば出てきます。確認すべきなのは、その反対側、つまり端末の中にしか置かれていないものです。

  1. トークの中から端末に保存した写真や動画が、新端末やクラウド側にも入っているかを見る
  2. 受け取ったファイルをダウンロードしたまま端末に置いていないかを確認する
  3. トーク画面を画面ごと撮った画像が、旧端末だけに残っていないかを見る
  4. 相手の連絡先や約束を、カカオトークの外のメモアプリに書いていないかを確かめる

とくに一番目は見落としが多い部分です。トークの中の写真には保存の期限があるため、期限が切れたあとは新端末のトーク画面を開いても出てきません。そのとき唯一の実物が旧端末の中の一枚、ということが起こります。写真の引き継ぎそのものについては、機種変更時の写真の扱いを解説した記事があります。

手放し方によって、先にやることが変わる

旧端末をどうするかは一つではありません。他人の手に渡るかどうかで、必要な準備が変わります。

手放し方他人の手に渡るか先にやること
下取り・買取に出す渡る端末の中のものを取り出し、初期化する
家族や知人に譲る渡る同上。相手が自分の番号で新たに登録する
修理に出して戻る一時的に渡る取り出しは同じ。戻ってからログインし直せる
手元に保管する渡らない初期化は不要だが、次の章に注意

家族に譲る場合も、扱いは売却と変わりません。譲られた側は自分の電話番号でカカオトークを新しく登録することになるので、前の持ち主のアカウントが引き継がれることはありません。だからこそ、端末を渡す前に初期化しておくのが筋になります。

旧端末を手元に残す場合に起きること

初期化せずに旧端末を家に置いておく人もいます。目覚ましや音楽の再生に使うといった用途です。それ自体は問題ありませんが、一点だけ知っておくべきことがあります。

その旧端末でカカオトークを開き、もう一度ログインし直してしまうと、今度は新しい端末のほうがログアウトされます。一台という決まりは、新旧どちらが先かではなく、あとからログインしたほうが勝つ形で働きます。二台で同時に使うことはできません。

とはいえ、これは簡単には起こりません。ログインし直すには電話番号あての認証番号が必要で、その番号はすでに新端末側に移っているからです。心配であれば、旧端末からアプリを消しておけば触れる機会そのものがなくなります。

順番を間違えないための一問

迷ったときは、その操作が端末に対するものか、アカウントに対するものかを自分に聞いてみてください。初期化、アンインストール、電源を切る、これらはすべて端末に対する操作で、やり直しがききます。退会だけがアカウントに対する操作で、やり直しがききません。

そして端末に対する操作は、いつやっても結果が同じです。焦ってその場で片づける必要はなく、新端末で数日使ってみて、見当たらないものがないと確かめてから初期化しても遅くありません。下取りの期限だけは先に確認しておくとよいでしょう。

まとめ

カカオトークの旧端末をどうするかは、次の三点で整理できます。

  • 引き継ぎが済んだ時点で旧端末はログアウト済み。残っているのはアプリと端末内のデータだけ
  • 端末の初期化ではアカウントは消えない。消えるのは「退会」を選んだときだけなので、旧端末に対して退会は使わない
  • 手放す前に確認するのは、端末の中にしか置かれていない写真やファイル。アカウント側のものは新端末で開けば出てくる

この順番さえ守れば、旧端末は安心して下取りにも売却にも出せます。

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