カカオトークの設定は機種変更で引き継がれる?端末に残る設定とアカウントに残る設定
新しいスマホでカカオトークにログインしたら、友だちリストはそのまま並んでいたのに、トーク画面の色も文字の大きさも通知音も、買ったばかりの状態に戻っていた。カカオトークの機種変更でこの状態になるのは失敗ではなく、設定の保存されている場所が二か所に分かれているためです。
この記事では、カカオトークの機種変更で引き継がれる設定と、新しい端末では作り直しになる設定を分けて整理します。あわせて、どちらに属するかを自分で見分ける方法と、戻っていても気づきにくい設定の扱いまで扱います。トーク履歴のバックアップと復元の手順は別記事にまとめてあるので、ここでは設定だけに絞ります。
引き継ぎの案内は、設定の手前で終わっている
機種変更の解説で扱われるのは、たいていアカウント、トーク履歴、写真や動画の三つです。設定については「新しい端末で設定し直せば済む」の一行で片づけられていることがほとんどで、何が設定し直しになるのかまでは書かれていません。
そのため、ログインした直後に起きる食い違いが説明されないまま残ります。友だちリストとプロフィールは何もしなくても戻っているのに、見た目や通知だけが初期状態に戻っている。同じ「自分の設定」なのに、戻るものと戻らないものがある。この差は、どの設定がどこに保存されているかで決まっています。
カカオトークの設定は二か所に分かれて保存されている
カカオトークの設定は、カカオトーク側のアカウントに保存されるものと、使っている端末の中に保存されるものに分かれます。前者はログインすれば付いてきますが、後者は端末が変わった時点でついてきません。
| 設定 | 保存されている場所 | 機種変更したあとの状態 |
|---|---|---|
| 友だちリスト、ブロックしている相手 | アカウント側 | ログインすれば元どおり |
| プロフィールの名前と写真 | アカウント側 | ログインすれば元どおり |
| 購入済みのスタンプ | アカウント側 | 再ダウンロードすれば戻る |
| テーマ、トーク画面の背景 | 端末側 | 初期状態に戻る |
| 文字の大きさ | 端末側 | 初期状態に戻る |
| 通知音などの通知まわり | 端末側 | 設定し直しになる |
| トークルームの上部固定、お気に入りの並び | 端末側 | 見当たらないことがある |
| 連絡先やカメラへのアクセス許可 | 端末側 | 新しい端末で改めて聞かれる |
上四行は自分では何もしていないのに戻っているもの、下五行は自分で入れ直すものです。ここを取り違えると、戻っていない設定を探して引き継ぎ自体をやり直そうとしてしまいますが、下側はもともと移す対象になっていません。
見分け方は「相手に関係するかどうか」の一問
一覧を覚える必要はありません。どちらに属するかは、次の問いで判断できます。
その設定を変えたとき、相手の画面や相手からの見え方が変わるか。
変わるものはアカウント側にあります。誰とつながっているか、相手からどう見えるか、何を買ったかは、こちらの端末の中だけに置いておくわけにいきません。相手の画面にも関わる以上、端末を替えても同じでなければ話が合わなくなります。
変わらないものは端末側です。テーマの色も、文字の大きさも、トークルームの並び順も、相手からは一切見えません。自分の画面の見え方でしかないので、画面が変われば作り直しになるのが自然だ、と考えると納得しやすくなります。
なお、アプリの中にはID検索を許可するかどうかのように、相手からの見え方を決める許可設定もあります。こちらは端末に与えるアクセス許可とは別のものとして扱われるので、名前が似ていても同じ枠で考えないほうが安全です。
端末側の設定が戻るのは、機種変更のときだけではない
端末の中に置かれている設定は、端末の状態が変わると一緒に変わります。機種変更はそのうちのひとつにすぎません。
- アプリを入れ直したとき — 同じ端末でも、消して入れ直せば端末内の設定は作り直しになります
- 大きなアップデートのあと — フォントなど一部の設定が初期化されることがあります
- 端末の設定を触ったとき — 通知やアクセス許可は端末の側で管理されているため、そちらを変えればカカオトークの動きも変わります
つまり「機種変更のときだけ気をつければよい設定」ではありません。見た目や通知が急に元に戻っていたら、直前に端末側で何かが起きたと考えて、まず端末の設定から確認するほうが早く済みます。
消えたと気づける設定と、気づけない設定
作り直しになる設定は同じでも、気づきやすさには差があります。ここが実際にいちばん困る部分です。
| 端末側の設定 | 戻ったときに起きること | 自分で気づけるか |
|---|---|---|
| テーマ、背景 | 見た目が変わる | 開いた瞬間に分かる |
| 文字の大きさ | 読みにくくなる | 開いた瞬間に分かる |
| 通知音 | 音が変わる | 次に届いたときに分かる |
| 通知に本文を出すかどうか | 通知に内容が出るようになる | 誰かに見られるまで分からない |
| 連絡先へのアクセス許可 | 許可すると照合が始まる | 友だちが増えてから分かる |
上三行は放っておいても自分で気づきます。困るのは下二行のように、戻っても画面が何も言わない設定のほうです。
しかも初期状態は、たいてい出す側に寄っています。通知の本文を隠していた人は、新しい端末では隠していない状態から始まります。何かを出さないようにしていた設定ほど、消えたことが自分の画面に現れません。設定が効いているかどうかは証拠の出る場所で決まるという話を別の記事で扱っていますが、機種変更の直後はその証拠がまだ一度も出ていない状態だと考えてください。
新しい端末では、見た目より先に外へ出る側を見る
以上を踏まえると、新しい端末で設定を整える順番は次のようになります。
- 通知に本文が出ていないかを確認する
- 連絡先へのアクセス許可を、自分の意図どおりに答え直す
- アプリを開くときのロックをかけ直す
- テーマや文字の大きさなど、見た目を整える
見た目を最後にしているのは、後回しにしても必ず自分で気づくからです。逆に上の三つは、放置してもこちらの画面には何も出ません。
特に二番目は注意が必要です。旧端末で電話帳の同期を切っていた人でも、新しい端末では初回にアクセス許可を求められます。ここで流れで許可すると、避けていたはずの照合がその場で始まります。同期をどう扱うかは別記事で詳しく扱っていますが、機種変更のときだけは、旧端末での選択が引き継がれない点を覚えておいてください。
まとめ
カカオトークの機種変更で設定が一部だけ戻るのは、保存されている場所がアカウント側と端末側に分かれているためです。
- 相手に関係する設定はアカウント側にあり、ログインすれば戻る
- 自分の画面の見え方だけの設定は端末側にあり、作り直しになる
- 端末側の設定は、入れ直しや大きな更新でも初期状態に戻ることがある
- 見た目の設定は自分で気づけるが、何かを隠す設定は消えても画面に出ない
- 新しい端末では、見た目より先に通知の本文と端末の許可を確認する
なお、設定項目の名称や位置は、アプリのバージョンや端末によって異なる場合があります。設定画面で近い意味の項目を探してみてください。
当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、カカオトークの友達を安全に募集できます。新しい端末で設定を整えてから交流を始めたい方は、ぜひご活用ください。