カカオトークの予測変換を消す・オフにする方法|覚えているのはキーボード側
カカオトークで文字を打っていると、入力欄の上に「次に打ちそうな言葉」が並びます。便利な反面、相手の名前や以前に送った言葉がそのまま出てきて、画面を人に見せたときに困った経験がある方もいるでしょう。
先に結論を書くと、カカオトークの予測変換は、カカオトークが覚えているものではありません。 覚えているのはスマホのキーボードです。この記事では、この一点から、候補が消えない理由と、消し方・止め方を順に整理します。
カカオトークの予測変換はどこから来ているのか
入力欄をタップしたときに下から出てくるキーボードは、カカオトークの一部ではなく、スマホに入っているキーボードアプリです。ハングルを打つために韓国語キーボードを端末の設定で追加するのと同じで、文字入力はアプリではなく端末側の仕事になっています。
候補の表示も、このキーボードの機能です。キーボードは、あなたがどのアプリで何を打ったかを区別せずに覚えていきます。そのため、次のようなことが起きます。
| 困りごと | 原因がある場所 | カカオトークの設定で直せるか |
|---|---|---|
| トークを消したのに、そのとき打った言葉が候補に出る | キーボードの学習 | 直せない |
| 別のアプリで調べた言葉が、トーク中に候補として出る | キーボードの学習 | 直せない |
| 相手の名前や呼び方が、一文字目から候補に出る | キーボードの学習 | 直せない |
| 候補の欄そのものを出したくない | キーボードの設定 | 直せない |
表の右端がすべて同じになるのがポイントです。カカオトークの設定画面をいくら探しても、この項目は見つからないので、最初から端末の設定を開くのが近道です。
トークを削除しても予測変換が残る理由
トークルームを削除したり、メッセージを消したりしても、入力欄の上に出る候補は消えません。消えたのは「カカオトークの中に残っていた記録」であって、「キーボードが覚えた言葉」は別の場所にあるからです。
同じ理由で、次の操作をしても候補は残ります。
- トークルームの削除や退室
- 友だちの削除やブロック
- カカオトークのアプリ削除や再インストール
- カカオトークの退会
逆に言えば、端末を買い替えると、同じキーボードを使っていても学習は引き継がれないことがあります。学習の保存先や引き継ぎの有無は、キーボードアプリや端末の設定によって異なります。
「カカオトークの履歴はきれいに消したはずなのに、打ち始めると名前が出る」という状況は、消し忘れではなく、消す場所が違っていたということです。
見られたくない予測変換の消し方
消し方は大きく分けて3つあります。消える範囲が違うので、目的に合わせて選びましょう。
| 方法 | 消える範囲 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 候補を一つだけ消す | その言葉だけ | キーボードによってはできない |
| 変換の学習をまとめて消す | これまでに覚えた言葉すべて | よく使う言い回しも一緒に消える |
| 予測をオフにする | 今後は候補が出なくなる | 覚えた言葉そのものは残ることがある |
候補を一つだけ消す
キーボードアプリによっては、表示された候補を長押しすると、その言葉だけを消せるものがあります。見られたくない言葉が一つか二つなら、まずこれを試すのが一番影響の小さい方法です。
変換の学習をまとめて消す(iPhone)
iPhoneの標準キーボードでは、単語を一つずつ消す操作は用意されていません。まとめて消す場合は、次の手順です。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップする
- 「リセット」をタップする
- 「キーボードの変換学習をリセット」を選ぶ
名前に「リセット」とありますが、ここで消えるのはキーボードが覚えた言葉だけです。写真やカカオトークのトーク履歴には影響しません。ただし、同じ画面には端末のデータを消す項目も並んでいるので、選ぶ項目は必ず確認してください。
変換の学習をまとめて消す(Android)
Androidは、使っているキーボードアプリによって手順が変わります。多くのキーボードでは、キーボードの設定の中に「学習した単語を削除」といった項目があります。項目名や場所はアプリやバージョンによって異なるので、キーボードの設定画面の中を探してみてください。
予測変換をオフにする方法
候補の欄そのものを出したくない場合は、予測をオフにします。
iPhoneの場合は、「設定」→「一般」→「キーボード」と進み、「予測」のスイッチをオフにします。Androidの場合は、使っているキーボードアプリの設定から、候補の表示に関する項目をオフにします。
ただし、予測をオフにすると、長い言葉を打つたびにすべて自分で入力することになり、手間はかなり増えます。見られたくない言葉だけが問題なら、オフにするより、上の方法で該当の言葉だけを消すほうが使い勝手は落ちません。
なお、どちらの設定もキーボード全体に効くので、カカオトークだけで予測を止めることは基本的にできません。
予測変換で気をつけたい場面
候補の表示が問題になるのは、ほとんどの場合「自分以外の人が画面を見る」場面です。
- スマホを人に貸したり、画面を見せたりするとき:何か一文字打つだけで、過去に打った言葉が並ぶことがあります
- キーボードを出したままスクリーンショットを撮るとき:候補の欄も一緒に写り込み、そのまま人に送ってしまうことがあります
- 画面を共有しながら操作するとき:入力するたびに候補が相手にも見えています
スクリーンショットを撮る前にキーボードを閉じておくだけで、写り込みはほぼ防げます。また、打ち方を確かめたいときは、自分だけのトークルームで試すと、誰にも送らずに候補の出方を確認できます。
まとめ
カカオトークの予測変換は、カカオトークではなくスマホのキーボードが覚えているものです。そのため、トークの削除や退会をしても候補は消えず、消したい場合は端末やキーボードアプリの設定から操作する必要があります。
- 候補が一つか二つなら、長押しで個別に消せるか試す
- まとめて消すなら、iPhoneは「キーボードの変換学習をリセット」、Androidはキーボードアプリの設定から
- 候補の欄を出したくないなら予測をオフにする。ただし入力の手間は増える
- 人に画面を見せる前、スクリーンショットを撮る前はキーボードを閉じる
入力の候補で困ったら、「アプリの問題か、キーボードの問題か」を最初に切り分けると、迷わずに済みます。
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