カカオトーク この人にだけ設定できる?相手ごと・ルームごと・全体の違い

設定・カスタマイズ

カカオトークを使っていると、「この人にだけ通知を切りたい」「この人にだけ写真を見せたくない」と思う場面が出てきます。ところが設定画面をいくら探しても、相手ごとに並んだ切り替えは見つかりません。カカオトークの設定は、どこまで効くかという単位ごとに置き場所が分かれているからです。この記事では、相手ごと・トークルームごと・アカウント全体という3つの単位を整理し、「この人にだけ」ができる操作とできない操作を切り分けます。

カカオトークの設定は3つの単位に分かれている

同じ「オフにする」でも、どの画面から開いたかによって効く先が変わります。3つの単位は、開く場所そのものが違います。

単位開く場所効く先主な例
相手ごと友だちリストで相手を選ぶその相手のアカウントブロック、別名、マルチプロフィールの指定
トークルームごとトークルームの中のメニューそのルームの中だけ通知オフ、通知音、背景、ルーム名、自動翻訳
アカウント全体設定画面カカオトーク全体言語、テーマ、文字サイズ、ID検索の許可、友だちの自動追加

この3つのさらに外側に、もう一段だけ端末側の設定があります。通知は端末の許可、カカオトーク全体の設定、トークルームごとの設定という順に絞り込まれていくため、どこで止まっているかを外側から見ていくと原因にたどり着きます。

同じ言葉のボタンが画面によって別のものを指す取り違えは、似た名前の機能を扱った記事のほうで別に整理しています。

相手ごとに効く設定は数えるほどしかない

カカオトークで相手ごとに指定できるものは、実はごくわずかです。

  • ブロック — 相手のアカウントに対して効きます。トークルームを消しても、相手を友だちリストから外しても、ブロックそのものは効いたままです
  • 別名 — 友だちリストでの呼び方を自分の画面だけで変える機能です。相手側には何も伝わりません
  • マルチプロフィール — 相手によって見せる名前や写真を出し分けられます
  • 友だちリストからの削除・非表示 — リストの見え方が変わるだけで、相手からのメッセージや通話はそれまでどおり届きます

並べてみると共通点が見えてきます。相手ごとに効く設定のうち、相手の側で実際に何かが変わるのはブロックだけで、残りはすべて自分の画面の見え方を整えるためのものです。「この人にだけ」と思って探している設定の多くが見つからないのは、そもそも相手ごとという単位に置かれている項目が少ないからです。

ブロックの種類や届かなくなる範囲、マルチプロフィールの作り方はそれぞれ専用の記事にまとめてあるので、手順が必要な場合はそちらを見てください。

トークルームごとの設定は「相手ごと」と取り違えやすい

いちばん混乱が起きるのがここです。1対1のトークルームでは、ルームごとの設定と相手ごとの設定が同じに見えます。特定の人とのトークルームで通知を切れば、その人からの連絡だけが静かになるので、相手ごとに設定したのと区別がつきません。

ずれが表に出るのは、同じ相手が別のルームにも現れたときです。相手が参加しているグループトークは別のトークルームなので、1対1のルームで切った通知は効きません。「あの人からの通知は切ったはずなのに鳴る」という状態は、たいていこの形で起きています。相手ごとに静かにしたいのであれば、その人と共有しているルームを一つずつ確認する必要があります。

トークルームの非表示も同じ性質を持っています。一覧から見えなくなるだけで、メッセージが届くこと自体は止まりません。新しいメッセージが来れば、また一覧に戻ってきます。トークルームごとの設定は、届いたあとの見え方や鳴り方を調整するものだと考えると取り違えにくくなります。

自動翻訳もトークルームごとです。韓国語の相手とやり取りするルームだけ効かせておけますが、別のルームには引き継がれません。

「この人にだけ」ができないこと

やりたいことを単位に置き換えると、できるかどうかがはっきりします。

やりたいこと相手ごとにできるか実際の形
この人にだけ通知を切りたいルーム単位なら可能そのルームだけ静かになる。同じ相手とのグループは別のルーム
この人にだけ既読をつけたくないできない既読をオフにする設定そのものが用意されていない
この人にだけ名前や写真を変えたいできるマルチプロフィールで相手を指定する
この人にだけ電話番号を隠したいできない電話番号の非公開はアカウント全体の設定
この人にだけ文字を大きくしたいできない文字サイズはカカオトーク全体に効く
この人にだけ届かないようにしたいできるブロックが唯一の手段

できない側に共通しているのは、相手から見えているものが自分のプロフィールや表示の仕様そのものだという点です。既読をつけずに読みたい場合は相手を選ぶのではなく、通知やプレビューで内容を確かめる形になります。この読み方は既読をつけない方法を扱った記事のほうに手順があります。

上の単位で止めたものは、下の単位では戻せない

3つの単位には上下があります。外側で止めているものは、内側の設定をどう変えても動きません。端末側でカカオトークの通知を許可していなければ、トークルームごとに通知をオンにしても鳴りませんし、アカウント全体で友だちの自動追加をオフにしていれば、個々の相手について例外を作ることはできません。

そのため、思ったとおりに動かないときは外側から確認していくほうが早く終わります。通知が来ないのであれば、端末の通知許可、カカオトーク全体の通知設定、そのトークルームのミュートという順です。順番を逆にすると、効いているはずの設定を何度も切り替え直すことになります。

迷ったときは、次の一問に置き換えてください。

その設定を、どの画面から開いたか。

設定画面から開いたのならアカウント全体、トークルームの中から開いたのならそのルームだけ、友だちリストで相手を選んでから開いたのならその相手だけです。入口が、そのまま効く先を表しています。裏を返せば、相手ごとに変えたいのに設定画面を探しているうちは、目当ての項目は見つかりません。

なお、設定を変えたときに止まるのはこれから起きる分だけで、すでに追加された相手や届いたメッセージは戻らないという時間の側の話は、別の記事にまとめてあります。

まとめ

カカオトークの設定は、相手ごと・トークルームごと・アカウント全体という3つの単位に分かれています。相手ごとに効くのはブロック・別名・マルチプロフィール・リストからの削除だけで、そのうち相手側で何かが変わるのはブロックに限られます。1対1のトークルームでは相手ごととルームごとが同じに見えますが、同じ相手とのグループトークには効きません。既読や電話番号の公開、文字サイズのように、そもそも相手を選べない項目もあります。うまく効かないときは、外側の単位から順に確認していくのが近道です。

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