カカオトークの通知が遅い|遅れているのはメッセージではなく知らせ
カカオトークの通知が遅いと感じるとき、実際に遅れているのはメッセージそのものではありません。遅れているのは、それを画面に出して知らせるほうの働きです。この二つは別々に動いているため、片方だけが止まっていても、もう片方は先に進んでいます。ここを分けて考えると、確認する場所が一つに絞れます。
通知が遅いとき、遅れているのは知らせのほう
相手が書いた文は、送信された時点でカカオトークの受け渡しの仕組みに乗ります。自分の端末がそれを受け取り、音や表示で知らせるのは、そのあとの別の工程です。
二つが別だという証拠は、トーク画面を開けばすぐ確かめられます。遅れて気づいたメッセージにも、相手が送った時刻がそのまま付いています。通知が鳴った時刻ではありません。十五分前の時刻が付いていれば、その文は十五分前から届く状態にあり、待たされていたのは知らせだけだった、ということになります。
そのため「通知が遅い」は、送信が遅いこととも、アプリの動作が重いこととも別の症状です。開いたあとの表示や送信がもたつくなら、それは待ち時間の出どころを切り分ける「重い」側の話になります。ここで扱うのは、開くまで気づけなかった時間のほうです。
【早見表】症状の出方で、止まっている場所が分かる
遅い、と一言で言っても出方は同じではありません。次の三つのどれに当てはまるかで、見るべき場所が変わります。
| 症状の出方 | 開いた瞬間にまとめて鳴るか | 止まっているところ |
|---|---|---|
| 気づかないまま時間が経ち、開いた途端に続けて鳴る | 鳴る | 自分の端末が受け取りに行っていない |
| 通知は時間どおりに出るが、開くまで中身が読み込まれない | 鳴らない | 通信の側 |
| 特定の相手やルームだけ遅い、または鳴らない | 関係しない | ルームごとの通知設定 |
| 自分も周りも同じ時間帯にだけ遅い | 関係しない | 送り手側や全体の混雑 |
上の二つは症状が似ていますが、原因はまったく別です。開いた瞬間にまとめて鳴るかどうかが、そのまま見分けになります。
「開いた瞬間にまとめて鳴る」は、原因を一つに絞る合図
カカオトークを開いた途端に通知が続けて鳴る現象は、不具合のように見えて、実は切り分けの決め手になります。
開いた瞬間に鳴るということは、その時点で端末はすぐに文を受け取れた、ということです。通信もつながっていて、相手の送信も終わっていたわけです。つまり止まっていたのは、端末がカカオトークを起こして受け取りに行く動きのほうだけです。
この症状が出ている場合、通信環境を変えても、アプリを入れ直しても変わりません。見る場所は端末側の、アプリを休ませる仕組みに絞られます。逆に、開いてもすぐには中身が出てこないなら、通信の側を疑う順番になります。
遅れて届くことが、不具合ではない場合もある
知らせを遅らせる働きは、端末側にいくつも用意されています。次のものは、設定した本人が忘れているだけで、正しく動いた結果として通知が遅れます。
| 遅れる理由 | 起きていること | 知らせは最終的に届くか |
|---|---|---|
| 通知をまとめて配る設定 | 指定した時刻までためておき、その時刻に一度に出す | 届く(時刻が決まっている) |
| 集中モード・おやすみモード | その間は音や表示を抑える | 解除後に気づける |
| 省電力の設定 | アプリを休ませ、受け取りに行く回数を減らす | 遅れて届く |
| アプリを完全に終了させる操作 | 端末によっては、次に開くまで受け取りが止まる | 開いたときにまとめて届く |
一番上のものは、遅れているのではなく、決められた時刻に配られているだけです。毎回ほぼ同じ時刻に固まって鳴るなら、ここを疑うのが早道です。
一番下の、使い終わるたびにアプリを終了させる習慣も、遅れの原因として見落とされがちです。動作を軽くするつもりの操作が、知らせを受け取る係まで止めてしまうことがあります。
なお、通知そのものが一度も来ない場合は、遅れているのではなく届いていません。設定を順番に確認する手順は、通知が来ないときの記事とバグの症状別の記事で扱っています。ここでは、確認手順は繰り返さず、性質のほうだけを整理しています。
相手の画面に「遅かった」は出ない
ここが実害につながる点です。通知が遅れたことは、相手側には一切伝わりません。
相手の画面に出るのは、既読が付いた時刻だけです。しかも既読は、読んだかどうかしか記録しません。気づけなかったから遅れたのか、読んだうえで返していないのかは、相手からは区別できません。通知が三十分遅れれば、既読も三十分遅れ、その三十分は相手から見れば無反応だった時間になります。
自分では「通知が来なかっただけ」と分かっていても、その事情は画面のどこにも出ないということです。返事が遅くなりそうな状況では、直せるかどうかとは別に、遅れた側の一言を先に置いておくほうが行き違いは減ります。理由を長く説明する必要はなく、気づいたのが今だった、と伝われば十分です。
直ったかどうかは、自分では確かめにくい
通知の速さは、画面のどこにも表示されません。遅れていたことは、あとから振り返って気づくしかない種類の症状です。そのため、直ったかどうかの判定も難しくなります。
確かめ方としては、次のようにするのが現実的です。
- 設定は一度に一つだけ変える(複数変えると、何が効いたか分からなくなる)
- 変えた日時を控えておく
- 次に遅れたと感じたとき、メッセージに付いた送信時刻と、自分が気づいた時刻を見比べる
- その差が縮んでいるかどうかで判断する
一日や二日で結論を出さないことも大切です。遅れは毎回同じ幅で起きるとは限らず、端末が休んでいた時間の長さによって変わります。何度か比べてはじめて、傾向が見えてきます。
また、同じ時間帯に周りの人も遅かったかどうかを聞いてみると、自分の端末の話なのか、それ以外の話なのかが一度で分かります。自分だけなら端末側、複数人なら送り手側や全体の状況、という切り分けです。
まとめ
カカオトークの通知が遅いとき、遅れているのはメッセージではなく、それを知らせる働きのほうです。文には相手が送った時刻がそのまま残っているので、通知が鳴った時刻と見比べれば、どれだけ待たされていたかがそのまま分かります。
切り分けの決め手は、開いた瞬間にまとめて鳴るかどうかです。鳴るなら端末が受け取りに行っていなかった側、鳴らないなら通信の側になります。まとめて配る設定や集中モードのように、遅れること自体が正しい動作である場合もあります。そして、遅れたことは相手には伝わらず、相手に見えるのは既読が遅かったという事実だけです。
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