カカオトークで友だちを紹介するとき、あとから止められるのは誰か
知り合い同士を引き合わせたいと思ってカカオトークで友だちを紹介する方法を探しても、それらしい名前の機能は見つかりません。実際に行われているのは、相手の連絡先を別の人に渡すか、二人を同じ部屋に入れるかのどちらかです。ここでは、カカオトークで友だちを紹介するときに何が起きているのか、そして気が変わったときに止められるのは自分なのか相手なのかを整理します。
カカオトークに「紹介する」という機能はない
カカオトークで友だちを紹介するとき、実際に取れる形は次の3つです。
- 相手のカカオトークIDやQRコードを、別の人に渡す
- 二人を同じグループトークに入れる
- 相手の名前だけを伝えて、あとは自分で探してもらう
どの形を選んでも、「この人が紹介しました」という表示が誰かの画面に出ることはありません。紹介という出来事そのものが記録される場所はどこにもなく、二人の間であとから何かあったとしても、誰が引き合わせたのかを画面から示す方法はありません。経緯を追えるのは自分だけです。
そしてもうひとつ、どの形でも渡しているのは相手の連絡先であって、相手の意思ではありません。紹介されてもよいと思っているかどうかは、本人に聞く以外に確かめる方法がないという前提から始まります。
形によって、相手に断る余地が残るかどうかが変わる
3つの形はどれも「紹介」と呼ばれますが、相手の側でどこまで操作が必要かが違います。
| 紹介の形 | 相手側で必要な操作 | 何もしなかった場合 |
|---|---|---|
| IDを教える | 検索して友だちに追加する | 何も起きない |
| QRコードの画像を渡す | 読み取って友だちに追加する | 何も起きない |
| 名前だけ伝える | 自分で探して追加する | 何も起きない |
| 同じグループトークに入れる | 不要 | 参加した状態になる |
上の3行では、相手が動かなければ紹介は成立しません。渡した側から見ると何も起きていないように見えますが、それは失敗ではなく、相手が選ばなかったという結果です。
いちばん下の行だけが例外で、承認する場面がないまま参加が確定します。しかも参加した時点で、表示名とプロフィール写真は他のメンバーに見えています。整えてから参加するという順番は取れません。呼ばれた側の画面で何が起きるかは、グループに勝手に追加されたときを扱った記事にまとめてあります。
なお、グループトークに招待できるのは、自分が友だちに登録している相手だけです。裏を返せば、そこに集まった人たちは互いに何の関係もない状態で同じ部屋にいることになります。その部屋を成り立たせているのは自分ひとりです。
つながったあと、自分の操作で戻せるものはほとんどない
紹介したあとで気が変わったときに、自分の側からできることを並べてみます。
| 自分がすること | 二人の関係 |
|---|---|
| グループトークを退室する | 二人はルームに残る |
| 片方をブロックする | 二人のやり取りには効かない |
| 渡したIDを無効にする | IDは変更できないので取り消せない |
| 相手をグループから外す | 通常のグループトークに外す機能は基本的にない |
| 自分が退会する | 二人の関係はそのまま残る |
見てのとおり、自分の操作で紹介を巻き戻せる行がひとつもありません。カカオトークIDは一度設定すると変更できないため、渡したIDが使えなくなる日は来ません。メンバーを強制的に退室させられるのはオープンチャットの管理者だけで、普通のグループトークでは自分が作った部屋であっても他人を外す操作は用意されていないのが基本です。
つまり紹介は片道です。自分が退室しても、ブロックしても、退会しても、二人の側では何も変わりません。
紹介していなくても、互いの候補に出ることがある
もうひとつ知っておきたいのは、こちらが渡さなくても相手同士が結び付く経路があることです。「知り合いかも」の判定には、連絡先の同期や共通の友だち、同じグループトークへの参加なども使われます。同じ部屋に入れただけで、二人の画面に互いが候補として出てくる可能性があるということです。
ただし判定の材料は複数が混ざっているため、どれが効いたのかを特定することはできません。出るとも出ないとも言い切れない、という程度に受け取っておくのが安全です。逆に、IDを渡す形を選んだ場合でも、相手が追加すれば共通の友だちができるので、そこから先は同じことが起こり得ます。
渡す前に確かめられること、確かめられないこと
紹介の前後で、こちらに分かることと分からないことははっきり分かれています。
確かめられるのは、本人に聞いた場合の返事だけです。紹介されてもよいか、いつなら都合がよいかは、聞けば分かります。
確かめられないのは、それ以外のほとんどです。相手がID検索を許可しているかどうかはこちらの画面に出ないため、渡したIDで探しても見つからないことがあります。相手が実際に追加したかどうかも表示されません。紹介したあとに二人が続いているのか、それとも早々に途切れたのかも、どちらかが話してくれない限り分かりません。
紹介がうまくいかなかったときに、こちらの画面に何かの合図が出ることはない、という点だけ先に知っておくと期待の置き方を間違えずに済みます。
迷ったときは、一つの問いに置き換える
形を選ぶときに考えることは、実は一つだけです。
これをやめたくなったとき、止められるのは自分か、相手か。
IDを渡す形なら、成立を止めるのは相手です。追加しなければ何も起きません。グループトークに入れる形でも、止めるのは相手です。参加したあとに退室するしかありません。どちらの形でも、止める側は自分ではないという点は変わりません。
自分に決定権があるのは、渡す前の一度だけです。そこから逆算すると、進め方は自然に決まります。まず本人に一言聞く、次に相手が動かなければ何も起きない形を選ぶ、グループトークに入れるのは二人が既につながったあとにする。急いでいるときほど、いちばん重い形から入らないようにしておくと安全です。
まとめ
カカオトークで友だちを紹介する方法は、IDやQRコードを渡す形、名前だけ伝える形、同じグループトークに入れる形の3つに分かれます。前の2つは相手が動かなければ何も起きませんが、グループトークに入れる形だけは承認の場面がないまま参加が確定します。
そして紹介が成立したあと、自分の操作で戻せるものはほとんどありません。IDは変更できず、通常のグループトークではメンバーを外せず、自分が退室しても退会しても二人の関係は残ります。止められるのは常に相手の側で、自分に選べるのは渡す前の判断だけです。だからこそ、本人に一言聞いてから、軽い形を先に選ぶという順番が効きます。
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