カカオトークの設定を後から変えると何が止まるのか|すでに起きた分との境目
カカオトークの設定を後から変えても、変える前に起きたことまでは戻りません。友だちの自動追加をオフにしても、すでに追加された相手は並んだままです。ID検索の許可を切っても、すでに相手のリストに入っている状態は解除されません。この記事では、カカオトークの設定を後から変えたときに何が止まり、何がそのまま残るのかを、操作の種類ごとに整理します。
設定を見直したくなるのは、たいてい何かが起きたあと
プライバシーに関する設定を触ろうと思う瞬間には、決まってきっかけがあります。
- 知らない相手からメッセージが届いた
- 友だちリストに覚えのない名前が並んでいた
- 掲示板やSNSにカカオトークIDを出したあとで不安になった
- ある相手とのやり取りをやめたくなった
どれにも共通しているのは、設定を触る動機が生まれた時点で、心配していることはすでに一度起きている、という点です。当サイトの安全に関する記事でも「心当たりのある経路を閉じれば届く量は減らせます」という書き方をしていますが、これは次に来るものについての話で、すでに来たものは対象に入っていません。
後から変えた設定が止めるのは「これから」の分だけ
よく勧められる見直しを、二つの列に分けて並べてみます。
| 後から変える設定 | 変えた時点から止まること | 変える前に起きた分 |
|---|---|---|
| 友だちの自動追加をオフ | 電話帳との照合による追加が起きなくなる | 追加済みの相手は残る。自動では消えない |
| ID検索の許可をオフ | 正しいIDを入力されても検索結果に出なくなる | すでに追加された相手との関係は変わらない |
| 友だちへの追加を許可をオフ | 自分が相手のリストに自動で入るのが止まる | すでに入っている状態はさかのぼって解除されない |
| 知らない人からの受信を制限 | これから届くものが届きにくくなる | 受け取ったメッセージは消えない |
| 通知のプレビューをオフ | 以降の通知に本文が出なくなる | すでに画面に出た分は残っていることがある |
| プロフィールの写真や名前を変える | これから見る人には新しいものが見える | 見られた分や保存された分は戻らない |
右の列に、効くと書ける行が一つもありません。カカオトークの設定は通り道についた弁のようなもので、開け閉めできるのは道のほうだけです。すでに通ったものは、弁の向こう側にあります。
手応えがないのは、反映されていないからではない
設定画面には、その項目をいつから今の状態にしたのかも、切り替える前に何件が通ったのかも表示されません。オンのときとオフのときで、画面そのものの見え方も変わりません。
そのため、切り替えた直後の画面は、切り替える前とほとんど同じに見えます。友だちリストの人数は減らず、届いたメッセージも並んだままです。手応えがないので設定が反映されていないのではと疑いたくなりますが、たいていは反映されていて、効き目の向く先が先のほうにあるだけです。
相手の画面にも変化は出ません。検索の許可を切ったことが相手に知らされることはなく、相手の側には検索結果が出ないという事実だけが残ります。IDの公開をやめるときの手順は、カカオトークIDの公開をやめる記事でくわしく扱っています。
すでに起きた分に打てる手には、取り消しが含まれない
では、変える前に起きた分はどうすればよいのでしょうか。使える操作を並べると、性質がはっきりします。
| 操作 | できること | 届かない範囲 |
|---|---|---|
| ブロック | これから届くものが止まる | ブロック中に送られた分は解除してもさかのぼって届かず、すでに届いた分も消えない |
| 友だちリストから削除・非表示 | 自分の画面から見えなくなる | 相手のリストからは消えず、相手からは変わらず送れる |
| 通報 | 運営に伝えられる | 処理の結果は知らされず、それだけでは相手からの連絡も止まらない |
| 送信取り消し | 送信から5分以内なら両方の画面から消える | 通知として表示された文面や、撮られた画面は戻らない |
| カカオトークIDの変更 | 一度設定すると変更できない | 公開したIDを別のものに出し直す手段がない |
並べて分かるのは、この中に取り消しがないことです。できるのは、これから来るものを止めることと、自分の画面を片づけることの二つだけで、起きたこと自体をなかったことにする操作はカカオトークに用意されていません。
唯一の例外に見える送信取り消しにも、5分という区切りがあります。しかも消えるのはトーク画面の中だけで、通知に出た時点の文面までは戻せません。
相手の側で起きていることは、自分の設定では動かせない
時間の軸だけでなく、どちら側の話かという軸でも同じ形になります。自分の設定が届く範囲は、自分側の経路までです。
連絡先の同期がその代表です。自分が同期をオフにしても、相手が同期していれば相手の一覧にこちらが出ることがあります。写真も同じで、送った写真が相手の端末に残るかどうかは相手側の設定で決まり、こちらから確かめる方法はありません。
つまり後から変えられるのは、自分の側の入口の開け閉めだけです。相手の手元に渡ったものと、相手の設定が生む結果は、こちらの設定画面の外にあります。
順番を入れ替えると、同じ設定が予防になる
同じ設定でも、触る順番を変えるだけで効き方が変わります。募集の場面なら、次の並びになります。
- 募集を出す前に、見つけてもらう入口と話しかけてもらう入口を開ける
- 募集を続けている間は開けたままにする
- やめるときは、先に投稿を下げてから設定を切る
後ろの二つを逆にすると、まだ残っている投稿を見た人が検索して、何も出てこない画面に当たります。開ける順番も同じで、公開してから設定を開けるのでは、その間に来た人の分はもう戻りません。
見直しをいつやるかについては、カカオトークで定期的にやることをまとめた記事のほうで扱っています。この記事で扱っているのは、その見直しが何に効くのかという範囲の話です。
迷ったときは、一つの質問に置き換える
操作を前にして迷ったら、次の質問に置き換えると整理できます。
その操作は、これから来るものを止めるのか、もう来たものを消すのか。
止める側なら、効き始めるのは次からです。今回の分は、ブロックや整理といった別の操作で片づけることになります。そして消す側だと思っていた操作は、たいてい止める側です。カカオトークの設定に消す機能はほとんどなく、あるのは弁の開け閉めだけだと考えておくと、期待がずれません。
この見方には、気持ちの上での利点もあります。設定を見直しても状況が変わらないとき、自分の操作が足りなかったからではないと分かるからです。設定は次の一件に効いていて、今回の一件は別の手当てが必要だった、というだけの話です。
まとめ
カカオトークの設定を後から変えたときに起きることは、次のように整理できます。
- 設定が止められるのは、変えた時点から先に来るものだけ
- すでに追加された相手、届いたメッセージ、見られたプロフィールは、設定変更では戻らない
- 画面に手応えが出ないのは、反映されていないからではなく、効き目が先を向いているから
- 事後に打てる手は、止めることと片づけることの二つで、取り消しは含まれない
- 送信取り消しだけは例外だが、5分という区切りと、通知に出た分という限界がある
- 自分の設定が届くのは自分側の経路までで、相手の同期や相手の保存には効かない
- 迷ったら「これから来るものを止めるのか、もう来たものを消すのか」で分ける
設定の見直しは、起きたことをなかったことにする作業ではなく、次に同じことが起きるかどうかを決める作業です。だからこそ、何かが起きる前に一度開いておく価値があります。当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、募集を出す前に入口の設定を確かめたうえで、カカオトークの友達を安全に募集できます。ぜひご活用ください。