カカオトーク 別アカウントは何が分かれる?使い分け4通りと気づかれる経路

使い方ガイド

カカオトークで別アカウントを持ちたいと考えたとき、多くの解説は「2つ目のアカウントの作り方」を扱っています。ただ、実際につまずきやすいのは作った後です。別アカウントにすれば何もかもが独立すると思われがちですが、アカウントを分けても分かれない要素が残り、それが原因で同一人物だと気づかれることがあります。この記事では、カカオトークの別アカウントで分かれるもの・分かれないものを早見表で整理します。

「別アカウント」で解決したいことは4通り

「別アカウントが欲しい」と思う理由は人によって違い、実はアカウントを増やさなくても解決できるケースがあります。まずは自分の目的がどれに当たるかを確認しましょう。

やりたいこと取るべき方法別の電話番号相手から見た自分
交友関係ごと完全に分けたい2つ目のアカウントを新規登録する必要まったく別の人として表示される
相手によって見せる内容を変えたいマルチプロフィールを使う不要同じ友だちのまま、見える内容だけ変わる
名前を出さずに交流したいオープンチャットに参加する不要そのルーム内だけの表示名で参加できる
同じアカウントを別の端末でも使いたい別端末でログインする不要変化なし

カカオトークは1つの電話番号につき1つのアカウントが基本仕様のため、本当の意味での別アカウントを作るには、もう1つ電話番号を用意する必要があります。逆にいえば、下の3つは番号を増やさずに実現できます。「別アカウント」で思い浮かべていたことが、実はマルチプロフィールで足りるケースは珍しくありません。

別アカウントにすると分かれるもの

2つ目のアカウントを作った場合、次の要素はアカウントごとに完全に独立します。

  • トーク履歴(バックアップもアカウント単位で別々に取る必要があります)
  • 友だちリストとブロックリスト
  • カカオトークID
  • プロフィールの名前・写真・自己紹介
  • 購入したスタンプやテーマ
  • 通知やプライバシーまわりの各種設定

注意したいのはカカオトークIDです。IDは1つのアカウントにつき1つで、あとから変更できない仕様になっています。サブ用のIDを勢いで決めると、本名やメインで使っている文字列がそのまま残ってしまうため、登録前に決めておくのが安全です。

アカウントを分けても分かれないもの

一方で、アカウントを増やしても切り離せない要素があります。別アカウントで失敗する原因のほとんどはここに集中しています。

分かれないもの分かれない理由起こりうること
端末に入っている電話帳アプリではなく端末側に保存されているため自動追加がオンだと、メインの知人がサブにも並ぶ
通知が届く場所1台で2つ動かす場合、通知は同じ画面に出る見られたくない相手の通知が人前で表示される
アプリストアの支払い情報購入はスマホのApp Store・Google Playを経由する支払いの記録は端末のストア側にまとまる
使っている端末と回線アカウントを増やしても物理的な環境は同じ同じ時間帯・同じ場所で動くため推測されやすい
文章の書き方や写真の好み本人の習慣は設定では変えられない文体やアイコンの傾向から結び付けられる

とくに1行目の電話帳は、別アカウントの用途が「知り合いに知られたくない交流」であるほど致命的です。アカウントは分かれていても、参照している連絡先データは同じものだという点を押さえておきましょう。

同じ端末でアカウントを切り替えるとどうなる?

1台のスマホにカカオトークを1つだけ入れている場合、別アカウントでログインすると、それまで使っていたアカウントは自動的にログアウトされます。つまり切り替えのたびにログインし直す形になり、常用するには向きません。

一部のAndroid端末に搭載されている「デュアルメッセンジャー」「ツインアプリ」といったアプリの複製機能を使うと、1台で2つのカカオトークを同時に動かせます。ただし機能の有無や名称は端末によって異なり、iPhoneには標準では用意されていません。

また、短時間にログインとログアウトを繰り返すと、不審な操作とみなされて一時的な制限がかかることがあります。日常的に2つを行き来したいなら、複製機能が使える端末を選ぶか、2台目の端末を用意するのが現実的です。なお、同じアカウントをスマホ2台で同時に使うことはできませんが、スマホとパソコンの組み合わせなら同時に利用できます。

別アカウントが同一人物だと気づかれる経路

別アカウントの存在が知られるのは、システムが通知するからではなく、次のような経路によるものがほとんどです。

  1. 電話帳の自動追加 — サブ側で友だち自動追加がオンのままだと、メインの知人が向こうの友だちリストに現れます
  2. 共通の知り合いの多さ — 交友関係が重なるほど、おすすめ表示や共通の話題から推測されやすくなります
  3. プロフィールの使い回し — 写真・名前・自己紹介の一部を流用すると、検索や見比べで結び付きます
  4. 知人経由の話題 — 片方にだけ話した内容がもう片方の相手に伝わると食い違いが生まれます
  5. 同じ相手に両方を教えてしまう — 時間が空くと自分でも管理しきれなくなります

サブ用のアカウントを登録するときは、最初の設定の段階で「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」をオフにしておくのが基本です。一度つながった友だちは設定を後から変えても自動では解除されないため、登録直後に済ませておきましょう。メニューの名称や項目の位置は、バージョンや端末によって異なる場合があります。

別アカウントを作る前に決めておきたいこと

  • 認証に使う電話番号を持ち続けられるか — 番号を解約すると、再ログインやパスワード再設定のときの本人確認手段を失います
  • 番号の調達方法 — IP電話(050番号)や認証代行サービスの利用は、アカウント凍結のリスクがあるため避けるのが無難です
  • 使わなくなったときの扱い — 長期間ログインしないアカウントは休眠として扱われる場合があります。不要になったら放置せず退会しておきましょう

なお、複数アカウントの利用そのものが一律に禁止されているわけではありませんが、なりすましや迷惑行為を目的とした運用は規約違反となり、利用制限の対象になり得ます。

まとめ

カカオトークの別アカウントは、トーク履歴・友だちリスト・ID・購入したスタンプといった「アカウントの中身」は完全に分かれますが、端末の電話帳・通知が届く場所・ストアの支払い情報・使っている端末や回線は分かれません。同一人物だと気づかれるきっかけは、ほぼこの分かれない側から生まれます。まずは目的がマルチプロフィールで足りないかを確認し、本当に別アカウントが必要なら、登録直後に自動追加まわりの設定を切ることから始めてください。

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