カカオトークで写真が送られてきたら|開く前に端末へ入っていることがある
カカオトークで写真が送られてきたとき、最初に考えるのはたいてい「開いていいかどうか」です。不審なリンクは押さない、という注意書きを見たことがあれば、写真にも同じ構えで臨むのは自然なことだと思います。
ところが写真については、その構えが間に合わないことがあります。カカオトークには受け取った画像や動画を自動で読み込む設定があり、これが効いていると、こちらが開くかどうかを決める前に端末側へコピーができます。つまり「開かない」という判断が、そのままでは守りにならない場合がある、ということです。この記事では、カカオトークで写真が送られてきたあと、その写真がどこに置かれ、どこから先が自分の操作で動かせるのかを整理します。
開かないという判断は、写真には間に合わないことがある
リンクと写真は、届いたあとの扱いが違います。リンクは押すまで先へ進みませんが、写真には届いた時点で読み込みが始まる設定が用意されているためです。
設定のトークに関する項目のなかに、写真や動画の自動ダウンロードを切り替える場所があります。ここが常に有効になっていると、受け取った画像は自分がタップしなくても端末へ取り込まれていきます。人数の多いグループトークでは、一度も開いていない画像まで順に読み込まれ続けることになります。
この設定は、ふつうは通信量やストレージの節約として紹介されます。受け取る側の立場から見ると、意味がもう一つ増えます。開くかどうかを決める場面そのものが、設定によっては発生しないということです。
なお項目の名前や初期の状態は、端末やアプリのバージョンによって異なります。自分の端末がどちらになっているかを一度だけ確かめておくと、以後の判断がずっと速くなります。
手元に来た経路は三つあり、自分で決めたのは一つだけ
送られてきた写真が手元にある、という状態にはいくつかの経路があります。見た目はどれも同じなので、区別がつきにくいところです。
| 手元に来た経路 | 自分が決めたこと | 主に残る場所 |
|---|---|---|
| 自動の読み込みで入った | 何も決めていない | 端末の写真アプリ側 |
| 開いて見ただけ | 見ることだけ決めた | トークルームの中 |
| 自分で保存を選んだ | 残すことまで決めた | 端末の写真アプリ側 |
一行目と三行目は、行き着く場所が同じです。違うのは、そこへ入れると決めた人がいるかどうかだけになります。写真が端末に残っているのを見つけたとき、自分が保存した覚えがなくても不思議ではない、というのはこのためです。
トークルームの中と端末の中が別の場所である点については、アルバムの二つの意味を扱った記事と、画像の消し方を場所別にまとめた記事で詳しく扱っています。
残すことと消すことは、放っておくと逆の結果になる
受け取った写真でつまずきやすいのは、何もしなかったときに起きることが、置き場所によって正反対だという点です。
| やりたいこと | 何もしないと | 実際に動かす場所 |
|---|---|---|
| あとで見返したい | 期限が来て開けなくなる | 端末へ保存しておく |
| 手元に残したくない | 読み込まれた分が残り続ける | 端末の写真アプリ側 |
| 相手の画面からも消したい | 消えない | こちらからはできない |
上の行は、トークルームに並んだ画像に保存期間があるためです。残したいものほど、期限が切れる前に自分で動く必要があります。二行目は逆で、端末へ入ったものに期限はありません。消したいものほど、自分から探しに行かないと残ります。
三行目は思い違いの起きやすいところです。送信取り消しは送った側の機能なので、受け取った側から相手の画面を書き換えることはできません。
見たことも保存したことも、相手には伝わらない
写真を開けば既読はつきますが、それを端末へ保存したことや、画面を撮影したことが相手に知らされる仕組みはありません。受け取った側が手元で何をしたかは、相手の画面には出ないということです。
このことは、逆向きにも効きます。相手が送信から5分以内に送信取り消しをした場合、トークルームの表示は消えますが、すでに端末へ入っていた分までは戻りません。相手の画面では取り消しが成功したように見えているのに、こちらの写真アプリには残っている。この食い違いは、不具合ではなく仕組みどおりの結果です。
また通知に写真の一部が表示される設定にしていると、トークルームを開かないうちに中身だけ伝わることがあります。開いていないので既読はつきません。既読をつけずに読む方法を扱った記事と合わせて読むと、見え方の差が整理しやすくなります。
知らない相手から届いたときは、開いたかどうかより入ったかどうかを見る
知らない相手から画像が届いたとき、案内はたいてい「開かない」で終わります。ここまで見てきたとおり、写真ではその一手で終わらないことがあります。
- 自動の読み込みが有効になっていないかを設定で確かめる
- 端末の写真アプリを開き、覚えのない画像が入っていないかを見る
- トークルームの中で消しても、端末側の写真は別に消す必要がある
- 相手そのものへの対応は、通報とブロックを扱った記事の手順に従う
画像は、押した先で情報を入力させる作りのリンクとは性質が違います。困るのは入力してしまうことではなく、見たくないものが手元に残ることのほうです。だから確かめる先も、トークルームではなく端末の写真アプリになります。
「さっきの写真は消して」と言われたとき
やり取りのなかで、送った側から取り消しを頼まれることがあります。このとき覚えておきたいのは、消したかどうかを相手が確かめる方法はない、という点です。
頼まれた側が見るのは二か所です。トークルームに並んだ画像と、端末の写真アプリに入った画像。前者だけを消して終えると、あとから後者が出てきます。頼む側に回ったときも同じで、相手が消したと言ってくれた範囲がどちらまでなのかは、こちらからは分かりません。
最後に一つだけ問いを置いておくと、迷いにくくなります。その写真は、自分が開いたから手元にあるのか、それとも開く前から手元にあったのか。答えがすぐ出ないなら、見に行く先は端末の写真アプリのほうです。
まとめ
カカオトークで写真が送られてきたときに押さえておきたいのは、次の点です。
- 自動の読み込みが有効だと、開くかどうかを決める前に端末へコピーができる
- 手元にある写真には、自分で決めて入れたものと、決めずに入ったものが混ざる
- トークの中の写真は放っておくと消え、端末の中の写真は放っておくと残る
- 保存したことも撮影したことも相手には伝わらず、相手の取り消しもこちらの端末には届かない
- 知らない相手から届いたときは、開いたかどうかではなく入ったかどうかを確かめる
受け取る側にできることは、届いたあとではなく、受け入れ方の設定を決めておく段階に集まっています。一度だけ設定を見ておけば、そのあとは届いた写真ごとに悩まずに済みます。
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