カカオトーク 購入したスタンプは消える?消えるのは端末ではなくアカウント
カカオトークで購入したスタンプやテーマは、アプリを入れ直したら消えるのか、機種変更で引き継げるのか、退会したらどうなるのか。調べてみると「引き継げます」と「復元できません」の両方が出てきて、どちらが自分の場面なのか分からなくなります。この記事では、カカオトークで購入したスタンプが消える場面と消えない場面を、何を消したのかという一点だけで切り分けて整理します。
消えるかどうかは、端末ではなくアカウントで決まる
同じ「消す」でも、端末に向けた操作とアカウントに向けた操作では結果が正反対になります。
| 何をしたか | 購入したスタンプ | 取り直す操作 |
|---|---|---|
| アプリを入れ直す | 残る | 同じアカウントでログインし直す |
| ログアウトする | 残る | 同じアカウントでログインし直す |
| 機種変更する | 残る | 新しい端末でログインし直す |
| 端末を紛失・故障させる | 残る | 新しい端末でログインし直す |
| 別のアカウントに切り替える | 使えない | 元のアカウントに戻る |
| 退会・アカウント削除をする | 戻らない | 用意されていない |
上の四つはすべて端末の話で、下の二つだけがアカウントの話です。買ったものは端末の中に置かれていないので、端末に対して何をしても数は減りません。反対に、端末をそのまま使い続けていてもアカウントを手放せば全部なくなります。入手したものが端末側とアカウント側のどちらに付くかという分類は、ダウンロードの種類を扱った記事にまとめてあります。
使う場所・持ち主・支払い先が、それぞれ別のところにある
買ったものの扱いが分かりにくいのは、関係する場所が三つに分かれているからです。
使う場所は端末です。トーク画面を開いて選ぶところは、目の前のスマートフォンの中で起きています。持ち主はカカオアカウントです。どのスタンプを持っているかという記録は、ログイン情報に結び付いた側にあります。支払い先は端末のアプリストアです。代金はカカオに直接払っているのではなく、スマートフォンに登録した決済を通って動いています。
三つが別々の場所にあるので、そのうち一つを消しても残りは連動しません。端末を消しても持ち主の記録は残り、持ち主の記録を消しても支払いの側は残ります。「消したのに残っている」「残しているのに消えた」と感じるときは、たいていこのずれが原因です。
アカウントを消す操作には、買ったものを捨てる操作が含まれている
退会やアカウント削除をすると、トーク履歴や友だちリストと一緒に、購入したスタンプやテーマも使えなくなります。同じ電話番号で再登録しても中身は戻りません。再登録で作られるのは新しいアカウントで、前のアカウントの持ち物を引き継ぐ仕組みは用意されていないからです。購入したものは原則として返金の対象外なので、代金が戻ることも期待できません。
やり直したいという理由で退会を選ぶときも同じです。目的がトークの整理や人間関係の作り替えであっても、退会まで進めば買ったものは一緒に手放すことになります。どこまで戻せばよいかを段階で考える話は、やり直しの深さを扱った記事にまとめてあります。
もう一つ、消えるのとは少し違う形もあります。昔のアカウントにログインできなくなった場合、買ったものはそのアカウントに結び付いたまま残っています。消えたわけではないのに、新しいアカウントからは一つも見えません。取り戻す手がかりは、ログインできるかどうかの一点だけになります。
支払いだけはアカウントの外にあるので、消しても止まらない
一回ずつ買う形なら、支払いはその場で終わります。注意が必要なのは、スタンプを定額で使えるサービスを契約している場合です。契約そのものは端末のアプリストア側にあるので、カカオトークのアプリを消しても、アカウントを退会しても、自動更新はそのまま続きます。使えるものだけが先に消えて、支払いだけが残るという形になります。
順番の問題は逆向きにも起きます。未精算の残高や契約が残っていると、アカウントの削除そのものが進まないことがあります。つまり先に止めるのはストア側で、そのあとに退会という順番です。購入の履歴を見る場所も、返金を相談する窓口もストア側にあるため、カカオトークの中を探しても見つかりません。支払先ごとの窓口の違いは、料金の場面と問い合わせ先を扱った記事にまとめてあります。
買ったものは、他のアカウントにも他の人にも移せない
購入したスタンプは自分のアカウントでのみ使えるもので、他の人に譲り渡すことはできません。ここを取り違えると、次のような場面でつまずきます。
| やりたいこと | できるか | 代わりになる形 |
|---|---|---|
| 別のアカウントで同じスタンプを使う | できない | そのアカウントで買い直す |
| 自分のスタンプを友だちにあげる | できない | 相手に向けて新しく贈る |
| 二台の端末で同じスタンプを使う | できる | 同じアカウントでログインする |
| 贈られたスタンプを別の人に回す | できない | 相手に向けて新しく贈る |
贈り物の形も同じ理由でできています。スタンプを贈るのは自分の持ち物を渡す操作ではなく、相手のアカウントに向けて買う操作です。だから贈ったものは最初から相手のもので、自分の一覧に増えることはなく、相手がすでに持っているものは選べません。別のアカウントを使い分けている場合も、買ったものは片方にしか置かれません。
迷ったときは、その操作のあともログインできるかを見る
この記事の内容は、一つの問いにまとめられます。その操作のあと、同じアカウントでログインできるかです。できるなら買ったものは取り直せますし、できないなら戻りません。入れ直し、ログアウト、機種変更、端末の紛失は前者です。退会、アカウント削除、作り直しは後者です。
そう考えると、直感とは逆のことが起きています。スマートフォンを落として端末が手元からなくなっても、買ったものは新しい端末で戻ってきます。一方、端末は無事なまま気分を変えたくてアカウントを作り直すと、買ったものは戻りません。失いやすいのは、端末を手放したときではなくアカウントを整理したときです。
ただし、無料で配られたものはこの問いでは判定できません。条件付きで配布されるスタンプやテーマには利用期限が設定されていることがあり、配信が終わったものは取り直せない場合もあります。有料で買ったもののほうが長く残る、という形になっています。なお、通知や見た目の設定には端末側に付くものがあり、買ったものとは動きが違います。こちらは機種変更後の設定を扱った記事にまとめてあります。
まとめ
カカオトークで購入したスタンプは、端末に向けた操作では一つも消えません。入れ直しでもログアウトでも機種変更でも紛失でも、同じアカウントでログインし直せば取り直せます。消えるのは、退会やアカウント削除のようにアカウント自体を手放したときだけです。
一方で支払いの契約はアカウントの外にあるため、アカウントを消しても止まりません。定額のサービスを使っている場合は、退会より先にストア側で解約しておくのが安全です。買ったものは譲渡できず、別のアカウントにも持っていけないので、アカウントを作り直すかどうかを考えるときは、そこに残っている持ち物の分も一緒に天秤に乗せておいてください。
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