カカオトークで相手側の設定が原因のとき|頼む前にできることと頼み方
カカオトークで何かがうまくいかないとき、原因を調べていくと「相手側の設定が原因です」という説明にたどり着くことがあります。ところが、そこで案内は終わってしまいます。相手側の設定が原因だと分かったあと、自分の側に何が残っているのかは、あまり書かれていません。この記事では、相手側の設定が絡む場面を並べたうえで、頼む以外の手が残っている場合と、頼むときの言い方を整理します。
「相手に確認してもらいましょう」で終わっている案内は多い
当サイトの記事を数えてみると、「相手側の設定」という言葉は十五本以上に出てきます。どれも一行から数行で、最後は「相手に設定を見直してもらいましょう」「相手に確認してもらってください」で締められています。設定を見直す側の手順は詳しく書かれているのに、頼む側が何と言えばいいのかは、どこにも書かれていません。
しかもこの場面には、ややこしい前提があります。相手側の設定が原因になるのは、たいていまだ相手とうまくつながっていないときです。検索しても出てこない、通話が届かない。つまり、頼みごとを届ける経路そのものが細い状態で、相手に操作をお願いすることになります。
直せるのが誰かで三つに分かれる
同じ「うまくいかない」でも、直せる人が誰なのかで手の打ち方が変わります。
| 起きていること | 直せるのは | 自分の側に残っている手 |
|---|---|---|
| カカオトークIDで検索しても出てこない | 相手(検索の許可、IDの未設定) | 相手からQRコードや招待リンクを送ってもらう |
| 電話番号を登録しても一覧に出てこない | 相手(追加の許可) | 自分のIDを伝えて、相手の側から追加してもらう |
| 「通話できない利用者です」と表示される | 相手(通話の受信制限) | 一度、相手のほうから発信してもらう |
| 送信取り消しが相手の画面で効いていない | 相手(古いバージョン) | 次の一通で内容を訂正する |
| オープンチャットから特定の人を外したい | ルームマスター | 管理者に事情を伝えて判断してもらう |
| 既読がつかない | 誰も直せない | 相手が開くのを待つ |
| 通知が来ない、メッセージが送れない | 自分 | 自分の設定と通信環境を見直す |
上から五行は相手かその場の管理者、六行目は誰も動かせないもの、最後の一行だけが自分の設定で片づくものです。相手側の設定が原因の行には、共通して「もう一度やり直す」という手がありません。何度も検索し直しても、結果は変わらないからです。
画面を見ても、どちら側が原因かは分からない
やっかいなのは、原因がどちら側にあっても画面がほとんど同じことです。検索結果が空なのは、相手が検索を許可していないからかもしれませんし、こちらが入力を取り違えているだけかもしれません。逆に、はっきりした文言が出れば自分側の問題とも限らず、「通話できない利用者です」は相手の受信設定でも表示されます。
画面から読み取れないので、切り分けは別の相手や別の端末で同じことが起きるかどうかで行うことになります。この見分け方そのものは、カカオトークで「できない」ときの見分け方をまとめた記事のほうで扱っています。ここから先は、切り分けが済んで相手側だと分かったあとの話です。
許可の設定は、ほとんどが「される側」に付いている
相手側の設定と呼ばれているものを並べると、ある偏りが見えてきます。検索の許可は探される側、友だちへの追加の許可は追加される側、通話の受信制限は受ける側の設定です。どれも、相手が受け身の立場に立ったときにだけ働きます。
ここから実用的な結論が出ます。相手に設定を変えてもらわなくても、やり取りの向きを逆にすれば、同じ設定が働かなくなるということです。相手から送られたQRコードや招待リンクは、相手が自分から差し出したものなので、探される側の許可を通りません。相手のほうから発信してもらえば、相手の受信設定は関係なくなります。自分のIDを伝えて追加してもらう形も同じです。検索を繰り返すより早く済む、というのはこの理屈によります。
ただし、例外がひとつあります。ブロックだけは向きを変えても通りません。相手にブロックされている場合、こちらから送ったメッセージは相手の画面に表示されず、通話も相手側で鳴りません。しかも解除できるのは相手だけで、その相手に「解除してほしい」と伝える経路が、ブロックによって塞がれています。相手側の設定の中で、これだけは回り道が存在しないと考えてください。
頼むときは、設定の名前で言わない
向きを変えても解決しない場面では、頼むことになります。このとき、設定の項目名をそのまま伝えるのは避けたほうが確実です。理由は二つあります。ひとつは、相手の画面が自分の画面と同じとは限らないこと。項目の名称や位置はアプリのバージョンによって変わるため、「あの設定を見て」と言っても相手には見つけられません。もうひとつは、設定名で頼むと相手の状態を問いただす形になりやすいことです。
| 場面 | 通じにくい頼み方 | 通りやすい頼み方 |
|---|---|---|
| 検索で出てこない | 「検索の許可をオンにして」 | 「探しても出てこなかったので、QRコードを送ってもらえますか」 |
| 電話番号で追加できない | 「追加の許可を見てほしい」 | 「私のIDを送るので、そちらから追加してもらえますか」 |
| 通話がつながらない | 「通話の設定を変えて」 | 「こちらからかけると届かないので、一度そちらからかけてもらえますか」 |
| グループから外したい | 本人に直接申し出る | 管理者に事情だけ伝えて判断してもらう |
右側に共通しているのは、相手に設定画面を開かせていないことです。頼んでいるのは操作の変更ではなく、相手が普段どおりできる行為のほうです。ブロックされているかどうかを尋ねる形にならないのも、この書き方の利点になります。
頼む経路がないときと、頼んでも変わらないこと
募集掲示板やオープンチャットで知り合った相手とは、連絡の経路がカカオトークの一本しかないことがあります。その一本が細っている状態では、頼みごとを届けること自体ができません。別の連絡手段を持つかどうかの判断は、二本目の連絡手段について書いた記事のほうで詳しく扱っています。
また、頼んでも変わらないものもあります。既読は相手にも外せませんし、退会した相手のアカウントはどちらの操作でも戻りません。そして、返事が来ないという症状を相手側の設定の問題として扱い続けるのは避けたほうがよい場面もあります。設定で説明がつくのは、届いていないことまでです。届いたうえで返ってこない理由は、設定の外側にあります。
迷ったときの一つの問い
相手側の設定が原因だと分かったら、次の問いに置き換えてみてください。
その設定は、相手が何かを「する」ときに働くのか、「される」ときに働くのか。
される側の設定なら、向きを逆にすれば通れます。相手から送ってもらう、相手からかけてもらう、相手に追加してもらう。この三つで、相手側の設定が絡む場面の多くは片づきます。する側の設定、つまりブロックであれば回り道はなく、こちらにできるのは待つか離れるかだけです。設定を変えてもらう頼みごとは、この二つを試したあとの最後の手段だと考えておくと、無駄なやり取りが減ります。
まとめ
カカオトークで相手側の設定が原因のときに使える考え方を整理します。
- 相手側の設定が原因の症状には、「もう一度やり直す」という手がない
- 画面はどちら側が原因かを教えないため、別の相手で試して切り分ける
- 許可の設定はほとんどが受け身の側に付いているので、向きを逆にすれば通れる
- ブロックだけは向きを変えても通らず、解除を頼む経路も塞がっている
- 頼むときは設定の名前ではなく、相手が普段どおりできる行為をお願いする
相手側の設定は自分では動かせませんが、動かさずに済ませる道は思ったより多く残っています。当サイト「カカオトーク友達募集掲示板」では、カカオトークの友達を安全に募集できます。新しくつながる相手を探している方は、ぜひご活用ください。