カカオトーク botとは?自動応答アカウントの見分け方と対処法
カカオトークを使っていると、「この相手はbot(自動応答)ではないか」と感じる場面があります。返信が異常に速い、こちらの質問に噛み合わない返事が返ってくる、といったケースです。カカオトークのbotという言葉は、企業が提供する正規のチャットボットを指す場合と、自動でメッセージを送りつけてくる怪しいアカウントを指す場合の2通りがあり、両者はまったく別物です。この記事では、カカオトーク botの2つの意味を整理したうえで、相手が自動応答かどうかを見分けるポイントと、遭遇したときの対処法を解説します。
カカオトークの「bot」には2つの意味がある
同じ「bot」でも、指しているものが正反対のことがあります。まずは次の表で整理しておきましょう。
| 種類 | 正体 | 主な接点 | 注意度 |
|---|---|---|---|
| 公式アカウントのチャットボット | 企業やサービスが用意した自動応答の仕組み | 自分から友だち追加したチャンネル | 低い(正規の機能) |
| 自動応答型の怪しいアカウント | 個人を装って自動でメッセージを送る勧誘目的のアカウント | 見知らぬ相手からの突然の連絡 | 高い |
自分から追加した公式アカウントが自動で返信してくるのは、想定どおりの動作です。一方、追加した覚えのない相手から突然メッセージが届き、しかも会話が機械的な場合は、後者を疑う必要があります。
公式アカウントのチャットボットは正規の機能
企業やブランドのチャンネルでは、問い合わせ対応や情報配信のために自動応答が使われています。トークルームの下部にメニューボタンが並んでいたり、「1」「2」など番号を送ると決まった案内が返ってきたりするのが特徴です。これは公開されている正規の機能なので、こちらから追加した公式アカウントであれば過度に警戒する必要はありません。仕組みや使い方の詳細は、チャットボット機能そのものを扱った記事も参考にしてください。
相手がbotかどうかを見分ける7つのポイント
問題になるのは、個人のふりをした自動応答アカウントです。次のようなサインが複数重なる場合は、カカオトーク botの可能性を疑いましょう。
- 返信が常に一定の速さ:どんな時間帯でも数秒で返ってくる、深夜でも即レスが続く
- こちらの発言を拾わない:具体的な質問をしても、まったく関係のない話題で返ってくる
- 文面が使い回しに見える:あいさつや自己紹介が不自然に長く、テンプレートのように整っている
- 固有名詞を無視する:こちらが出した地名や趣味の話に一切触れず、話題が勝手に進む
- 早い段階でリンクを送ってくる:数回のやり取りで外部サイトやアプリへの誘導が始まる
- 画像やプロフィールが不自然:やり取りの流れと関係のない写真が送られてくる
- やめてほしいと伝えても止まらない:こちらの拒否の意思に反応せず、同じ内容が繰り返される
botか人間か迷ったときの確認方法
判断に迷うときは、文脈がないと答えられない質問を1つ混ぜてみるのが有効です。たとえば「さっき話していた〇〇の件、どう思った?」のように、直前のやり取りを踏まえないと成立しない問いかけです。自動応答は会話の流れを保持していないことが多いため、噛み合わない返事になりやすい傾向があります。
ただし、相手が自動応答かどうかを確実に判別する方法は用意されていません。返信が速いだけ、日本語が不自然なだけで決めつけず、あくまで複数のサインを合わせて総合的に判断してください。
botらしいアカウントに遭遇したときの対処法
怪しいと感じた場合は、次の順番で対応するのが安全です。
- 返信をやめる:反応があると「生きているアカウント」と判断され、送信が続くことがあります
- リンクをタップしない:外部サイトへの誘導は、詐欺サイトや不正アプリにつながる恐れがあります
- 個人情報を渡さない:本名・住所・勤務先・金銭に関する情報は絶対に伝えないでください
- ブロックと通報を行う:相手のプロフィール画面から実行できます(メニューの名称や配置はバージョンによって異なる場合があります)
- 設定を見直す:ID検索の許可や連絡先の自動同期をオフにすると、見知らぬ相手からの接触自体を減らせます
自分でカカオトークのbotを使うことはできる?
個人アカウントに自動応答を設定して、友だちへ自動返信させる機能は一般には提供されていません。自動応答を利用したい場合は、企業やサービス向けの公式アカウント(チャンネル)の仕組みを使うのが基本です。外部ツールで自動化をうたうサービスもありますが、規約違反や利用制限の対象になる可能性があるため、安易に手を出さないほうが安全です。
botと間違えやすいケース
すべての機械的なやり取りが悪質とは限りません。次のようなケースは、botではない可能性が高いものです。
- 公式アカウントから届く配信メッセージや、追加直後の自動あいさつ
- 翻訳アプリを使っている海外のユーザー(日本語が不自然でも人間であることが多い)
- 定型のあいさつ文をコピーして送っている一般の利用者
疑わしいと感じても、いきなり決めつけずに数回やり取りしてみると、人間かどうかは自然と判断しやすくなります。
まとめ
カカオトーク botには、公式アカウントが提供する正規のチャットボットと、個人を装って自動でメッセージを送ってくる怪しいアカウントの2種類があります。見分けるポイントは、返信の速さの均一さ、文脈を無視した返答、テンプレート的な文面、そして早い段階での外部リンク誘導です。怪しいと感じたら返信せず、リンクをタップせず、ブロックと通報で早めに接触を断ちましょう。ID検索の制限や連絡先の自動同期オフといった設定面の対策も合わせて行うと、接触そのものを減らせます。
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